新着情報 2023.10.24
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2023.10.24
2023年10月19日、私達の以下の論文(Ando et al., 2023)がPlantsに掲載されました(URL:https://doi.org/10.3390/plants12203621)。
本研究成果は、「Plants」の特集号 「the Special Issue Ribosome Heterogeneity in Plants」
https://www.mdpi.com/journal/plants/special_issues/Ribosome_Heterogeneity
に掲載されています。
中部大学の「お知らせ」(学術・研究)サイトにも紹介記事が載っています。
植物の葉の正常な初期成長を支える核小体の役割を解明した論文です。シロイヌナズナの葉の発生・分化過程では、ASYMMETRIC LEAVES2(AS2)が裏側化因子であるETTIN/AUXIN RESPONSE FACTOR3(ETT)遺伝子の発現を抑制し維持することにより扁平で左右相称な葉が形成します。この過程で、核小体の周縁部が、植物の葉の形成に必要な遺伝子抑制状態を維持するための場となっている可能性を示した初めての論文です。