新着情報(2023年度)
2023. 5. 30. 発光生物学研究室のHPがリニューアルします!
大学の方針で、HPをリニューアルしなければならなくなりました。それなりに慣れてきたシステム立ったのに残念です。このページのファンの皆様(←そんなのがいるのか??)、今後は以下のサイトに情報更新していきますのでよろしくお願いします。
新しいページはこちらですhttps://pfs.chubu.ac.jp/faculty/oba-yuichi/
2023年の新着情報(このページ)の新しいのはこちらhttps://pfs.chubu.ac.jp/faculty/oba-yuichi/whats-new/2023-report/
はい、こんなページです(↓)
引っ越し作業はまだ終わってませんが、ぼちぼちやっていきます。大場
2023. 5. 26. 発光きのこの総説が出ました!
科博の保坂健太郎さんと一緒にJournal of Fungiに書いた発光きのこの総説が公開になりました!
オープンアクセスですので、下記から誰でもPDFを取得できます。
自慢は、このFigure 1ですね。世界に3例のみの発光きのこ切手(A)、発光菌糸が原因だとされる「狐火」の浮世絵(B)、発光きのこポケカ(C)、発光きのこガチャ(D)、発光きのこ本(E)と、私の蒐集してきた品々を披露することができました。査読者の方々の評判も上々でしたよ(ただし一人だけ、ポピュラーサイエンスすぎる、と拒否反応を示してましたが)。
The Luminous Fungi of Japanhttps://www.mdpi.com/2309-608X/9/6/615
これに、2011年にZoological Scienceに書いた陸上発光動物の総説と合わせて、日本の陸上発光生物についての英文総説による紹介はコンプリートです。
The Terrestrial Bioluminescent Animals of Japanhttps://bioone.org/journals/zoological-science/volume-28/issue-11/zsj.28.771/The-Terrestrial-Bioluminescent-Animals-of-Japan/10.2108/zsj.28.771.full
2023. 5. 24. 三重県生涯学習センターの親子向け講座のご案内(8月20日)
三重県生涯学習センターで親子向け講座をすることになりました。2023年8月20日(日)13時30分から15時です。
場所は、三重県男女共同参画センター1階です。受付開始は6月10日から。受講料は無料でございます。
かるみーといっしょ♬https://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/45087
2023. 5. 15. 有限会社グリーン・アースに取材を受けました
有限会社グリーン・アース様からインタビューを受けて、その全文が公開されています。コンサル会社の方からどうして私がインタビュー?と最初は思いましたが、インタビュー記事のサブタイトル「大人版 好きなことで生きていく」を見て深く納得しました(このサブタイトルは会社さんが付けてくれたものです)。
そう、私は好きなことをして生きているんだなあ、ということを今回のインタビューで改めて思い出させていただきました。好きなことをしている私の姿勢(というほどのものではないですが)で、若い学生さんやビジネスパーソンの方々に何かしら伝わるものがあれば幸いです。グリーン・アース様ありがとうございました。
光る生き物と生物学者の世界https://sxl.co.jp/luminescent-organism/
2023. 5. 14. 螢の役者絵をゲット!
年2回開催されている名古屋骨董祭。もう20年以上通っています。ガラクタから、アヤシイもの、美術館級のものまで、見ていて飽きません。
そして、本日はすごくいいものを発見してしまいました。これです!
当盛十花撰 牡丹(1858年)
歌川国貞(三代目豊国)×歌川広重(初代)コラボの役者絵です。右側の役者(13代目市村羽左衛門らしい)が螢籠を提げてます。
3枚続きの蛍狩りの図とかに最近飽きてきた中で、これは衝撃的でした。役者絵の名手・国貞の描く人物のカッコ良さと、広重の繊細な花の線。見れば見るほどいいです。即買いです。なんで螢籠を持っているのかは、歌舞伎に詳しくないのでわかりません。牡丹と団扇と浴衣と、初夏の風物を散りばめただけの意匠かもしれませんが。どなたか知ってたら教えてください。ちなみに、団扇に書かれている句は「引きつめて/はなちそふなる/かかしかな」です。
2023. 5. 13. Aquaculture and Fisheries誌の総説、オープンアクセスです
Aquaculture and Fisheries誌に投稿した「発光魚:内分泌と神経による発光の制御」がオープンアクセスに登場です。全文が見れます。PDFが無料でダウンロードできますので、ぜひ図版だけでも見てください。
論文のPDFはこちらからhttps://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2468550X23000564
ジョゼくんは、こういうイラストレーションを描かせると、なかなか上手いんだよなあ。
2023. 5. 4. 日本の発光きのこに関するレビューを書きました!
まだプレプリントですが、日本の発光きのこに関する英文総説を書きました。科博のきのこ博士・保坂健太郎さんとの共著です。保坂さんとはもう何年も前からこの総説執筆を計画していたんですが、今回カシウス・ステヴァニさんに頼まれて、ようやくそれが実現しました。日本の発光きのこのことを世界の人たちに知ってもらいたいと、めちゃめちゃ情報集めて書いた自信作です。あ、査読を受けるのはこれからですからね。
追記:本日、無事アクセプトされました(2023. 5. 24.)これからゲラ校正です。
Preprint.orghttps://www.preprints.org/manuscript/202305.0223/v1
2023. 4. 30. 大阪は朝帰り!
大阪大学産業科学研究所に行ってきた。永井先生のところでセミナーです。そのあとの「意見交換会」も重要な目的だったので、今回は始発で朝帰り。人と会うのは重要だなあ。私の発光生物に関する雑知識がいろいろ役に立ったようでよかった。院生やポスドクの皆さんたちが、自分の意見を持っていて、それを的確に喋っていたのが印象的だった。永井先生の教育と人柄のおかげか。うまい話をする大阪という性質か。
2023. 4. 26. 鹿児島日帰り!
名古屋から鹿児島まで、始発で行って終電で帰る。新幹線の中ではバリバリ仕事がはかどったし、滞在中も今後の進展につながる重要な発見があった。小沼先生、お世話になりました!加藤先生、突然顔を出して済みませんでした。
2023. 4. 9. 雑誌Aquaculture and Fisheriesに総説が受理されました!
「Aquaculture and Fisheries」ーー要するに水産学の雑誌です。総説は、昨年度まで研究室に居たジョゼ・パイティオ君との共著です。
Jose Paitio, Yuichi Oba (2023) Luminous fishes: Endocrine and neuronal regulation of bioluminescence. Aquaculture and Fisheries (in press).
発光魚の生理学についてまとめたもので、神経制御や内分泌の関わりをレビューしています。実は、ワタクシの学位は魚類内分泌学なので、この視点でまとめてみたかったんです。ついでに発光魚が世界で(特に日本で)どんなふうに食されているのかについても、今まで集めてきた写真画像とともにまとめています。
発光魚も、結構美味しくいただけるんですよ!
雑誌のページhttps://www.sciencedirect.com/journal/aquaculture-and-fisheries
2023. 4. 8. 雑誌『子供の科学』と産経新聞WEBに、ヘイケボタルのまたたきが紹介されました!
子供科学雑誌の草分け『子供の科学』5月号の「コカトピ(子供の科学トピックス)」に、ヘイケボタルのまたたきの論文を紹介していただきました!
そして、今日の産経新聞WEB版にも取材記事を掲載していただきました。
さらに、慶應大学の英語版WEBニュースThe Penmark (March, 2023)にも紹介していただきました。
産経新聞さんのリクエストに応えて、飛んでるヘイケボタルのイラストも作成し、さっそく使っていただいてます!
子供の科学https://www.kodomonokagaku.com
産経新聞WEBhttps://www.sankei.com/article/20230408-4VZRFPDW65LRTMMB6MXUY75NH4/
The Penmarkhttps://mailchi.mp/global/the-penmark-march-6267597?e=dab315f4f7
2023. 4. 3. オオメボタル科のYouTube動画!
台湾の友人である方華徳さんは、発光生物にめちゃくちゃ詳しく、しかも写真の技術がすごい。台湾を案内してもらった時は、ホタルを見つけるのがものすごくうまくて驚いた(昼間です)。前を歩いていた私が見つけられなかったホタルをパッと見つけては「いましたよ」と見せてくれるので、生き物探しにはそれなりに自信があった私はもう「参りました」というしかなかった。
その方さんが、そういえばこんなの作ったと見せてくれたのが、オオメボタル科(イリオモテボタル科)のYouTube動画。撮影場所は台湾の離島Matsuです。ちなみに、Matsuは地図で見てもらうとわかりますが、日本のイリオモテボタルがいる石垣島・西表島よりも北で、中国本土にものすごく近い場所。
この動画、クオリティー高すぎなので、必見ですよ。説明も英語字幕付きの英語解説なので、ありがたい。イリオモテボタルの生態がこれほど詳しく動画撮影されたものは見たことがない。オス成虫の発光の写真がちらっと映ってましたが、オスが発光することは文献に文字で書いてあるだけで一度も見たことがなかったので、驚いた。
YouTube "Glimmering Mist - Matsu Island"https://www.youtube.com/watch?v=OtET1iwv2Z0
2023. 4. 1. また新年度がやってきました
発光生物学研究室7年目の新年度です。今年度もいろいろ新しいことができると思います。今年度の画像は、リュウグウハダカ(たぶん)にしました。
私事ですが、今年度より中部大学蝶類研究資料館の館長を拝命いたしました。発光生物とどう関係あるんだ!と思うかもしれません。はい、関係ありません。鱗翅目に光るやつは1種類もいないので、本当は興味なくて、しかもチョウに全然詳しくないんです(←いや、半端なく詳しい人たちが凄すぎて、チョウのことわかります、などと一生言えないんです)。しかし、立場上そうも言ってられなくなりました。今年度は、近所でチョウ捕りでもやってみようかな。
近所で子供が捕ったチョウ。キアゲハだかナミアゲハだかわからん。。Tシャツはホタルだ。