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先輩の4年間 (Iさんの場合)

1年

僕にとって「工基礎」は、ワクワクできる時間だった。

小さな頃から、ハンダ付けでラジオとかのキットをよくつくってました。モノづくりが好きだったんですね。電気システム工学科を選んだのも、その延長線で……。「工学基礎実験※」は、僕にとってはいちばん楽しい授業でしたね。もちろんレポートはキツかったけれど、レーザの実験があったり、最小二乗法というデータ処理の方法を学んだり、ちょっとワクワクする内容の実験が多かった。工学基礎実験をやってなかったら、その後の実験が大変だったと思います。  ※現在は「創造理工学実験」

Iさん

2年

電気システム工学科に入ったからには、電気の専門科目を目一杯学びたいと。

高校時代は理数クラスにいましたから、1年の授業はある意味で復習のつもりで勉強してました。でも2年になると電気工学の専門科目が増えて、いきなり内容が難しくなった。必修以外で、英語の授業をとるか専門科目をとるかで迷ってたんですが……「電気システム工学科に入ったからには、やっぱり電気の専門的なことが知りたい」と、目一杯専門科目をとってたんです。今から考えると、もう少し英語もやっておけばと後悔してますが。

フロンティア研究棟

3年

卒業研究のテーマを決め、大学院への進学も決意。

3年になると専門科目の選択肢がさらに増えるので、履修コースを決めて授業を選びます。僕は「電力・設備コース」を選びました。電力に興味を持ったのは、「見て分かりやすい」ということかな。3年は、卒業研究で何をやるかを選ぶ時期でもある。教授の研究室を訪ねて、いろいろと話を聞かせてもらうんですね。ちょうどその頃、文部科学省の支援を受けて最先端の研究をする「フロンティア研究棟」という新しい研究施設が完成して。そこに研究室を置く松岡教授のところへ、僕は話を聞きに行きました。「ポリマーガイシの劣化調査」という研究内容にも興味が持てたし、研究設備を自分たちでつくっていくことにも魅力を感じました。「この研究は1年では終わらないから」と、先生から大学院への進学を勧められたのもこの時です。

4年

院に進学後も、フロンティア研究棟で研究を続けます。

卒業研究のテーマは「超高圧送電用高性能がいしの長期性能、経年劣化特性の研究」。気候条件を人工的に設定できる研究施設内でポリマーガイシを加速劣化させ、硬度や表面粗さ、撥水性を計測して、性能的な劣化を調べました。大学院に進学後は、汚損・湿潤を調査する研究グループに入りますが、同じフロンティア研究棟でさらにガイシの研究を続けます。いまのところ博士後期課程までは考えていませんが、この研究をしっかりやって、それが生かせる仕事を見つけたいと思っています。

研究するIさん

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