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先輩の4年間 (Eさんの場合)

1年

通称「魔の工基礎」、工学基礎実験で基本を学ぶ。

1年の時は、「工学基礎実験※」が勉強の中心……いや、生活の中心になってましたね。実験を授業でやったら、翌週の授業までにかなりのレポートを書く んです。しかも内容が伴わないと、再提出、再々提出もあったりして。やってる時には本当に大変なんですが、でも確かに役立ってる。その実感は十分にあります。レポートの書き方、数値処理の方法、実験機器の使い方……実験の基本は、やっぱりここで身に付けたんですね。  ※現在は「創造理工学実験」

工学基礎実験風景

工学基礎実験風景

2年

電気磁気学、電気回路……レベルアップが必要な時期。

2年になると、専門の科目が増えて、中身も濃くなる。特に「電気磁気学」と「電気回路」は大変でした。数学を使いこなせないと厳しいんですね。数学はできる方だと自信を持ってましたが、高校時代の数学とはレベルが違った。使う公式も増えるんですが、ただそれを覚えればいいというわけじゃなく、理解をしないと「どこでどの公式を使うか」が分からない。クラスの友達と一緒に勉強を始めたのは、その頃ですね。最初は友達の部屋に行って2人で始めて、そのうちに仲間が少しずつ増えて。ちょっとしたコツが分かって、勉強の対策も立てやすくなりました。電気磁気学と電気回路は、電気工学の基本なんです。ここでつまずくと、先には進めない。今から考えれば、勉強をいちばん頑張った時……レベルアップができた時期でした。

3年

電気現象がイメージできる。これが大切なんです。

じつは2年の時に、電気磁気学IIを一度落としました。3年の前期で再履修したんですが、僕にとってはそれが良かったかもしれない。2年の時は、教科書を読んでも「?」でした。それが3年の時には、頭の中で電気現象をイメージできるようになった。ゼミナールでは、電気に関する英語の文献をとにかく読んだ……いや、読まされました。英語はいまでも得意じゃないけど、実際に技術者として働き始めた時に、この経験が役に立てばと期待してます。
 

4年

電気工学の知識を、モノづくりの場で生かしたい。

卒業研究は、林先生の研究室で「太陽光発電システム」を。クリーンエネルギーに興味を持っていたので、太陽光発電の現状と将来像を調査し研究しました。 ただ、モノづくりへのこだわりもあって……ソーラーパネルを使ったラジコンの回路を自作し、論文と一緒に提出しました。就職は、地元のメーカーに。IT関係には最初から興味がなくて、モノづくりができる企業を選びました。「電気の知識を、モノづくりの場で生かしてほしい」そんな ことを言われる企業も、実は多かったんですね。

太陽電池パネルで実験中

太陽電池パネルで実験中

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