障害者健康運動指導論・実技
【2013年12月20日】
障害者のスポーツは、機能回復訓練を目的とした医学的リハビリテーションを起源とし、その後、競技スポーツに発展して来ました。現在では、障害者の余暇活動として、また社会参加の重要な機会として捉えられるようになっています。
障害のある人とない人との日常的な接点が限られている中で、自然な交流や互いの理解の促進という意味において、スポーツがもたらす社会集団的効果は計り知れないものがあります。また、スポーツを通じて障害のある人と障害のない人が交流を図り、互いの理解を深める場の共有は、単なるコミュニケーションを超え、市民社会にバリアフリーの精神を産生する可能性も秘めています。
本科目では、上述を十分理解し、障害のある人々のスポーツへの誘いや、生涯スポーツの実践を担う『障害者スポーツ指導員』の育成を目指し、5回の講義と3回の実習を行っています。
本科目の単位を修得し、所定の学外研修を終えた後、財団法人日本障害者スポーツ協会に申請すると、「障害者スポーツ指導員」(初級)の資格を取得することができます。