他学科との連携によって幅広い分野を学ぶことで、実践的な専門家を育成。
国家資格「救急救命士」やスポーツ指導者として活躍する知識・技術を学び、他学科との連携によって幅広い分野を学ぶことで、実践的な専門家を養成します。
01学科の概要
01学科の概要
卒業までに何が得られるの?
[学びのポイント]

POINT 1
生命科学や基礎医学の研究者、医師、看護師、救急救命士などの実務経験が豊富な教員が直接指導。

POINT 2
国家資格「救急救命士」取得やスポーツ指導の認定資格取得に対応するカリキュラムを編成。

POINT 3
主体性、計画力、発信力など社会で必要な力を総合的に身につけ即戦力になれる人材を育成。
就職・キャリアデータ
取得が期待される資格
- 〇救急救命士(所定の単位を修めた学生のみ国家試験の受験が可能)
- 〇健康運動実践指導者
- 〇水泳コーチ1
- 〇トレーニング指導者
- ●初級パラスポーツ指導員
- ●レクリエーション・インストラクター
- ●スポーツ・レクリエーション指導者
〇は受験(受検)資格の取得が可能なもの。
●は所定の単位を修得後に資格取得が可能なもの。
主な進路
就職率 100%(就職者数 77 / 就職希望者数 77)
消防
- 東京消防庁
- 名古屋市消防局
- 豊田市消防本部
- 春日井市消防本部
- 豊橋市消防本部
- 岡崎市消防本部
- 衣浦東部広域連合消防局
- 小牧市消防本部
- 瀬戸市消防本部
- 知多中部広域事務組合消防本部
- 西春日井広域事務組合消防本部
- 尾三消防組合
- 岐阜市消防本部
- 大垣消防組合
- 多治見市消防本部
- 可茂消防事務組合
- 浜松市消防局
警察・自衛隊
- 警視庁
- 愛知県警察本部
- 岐阜県警察本部
- 防衛省陸上自衛隊
企業等
- 中部国際医療センター
- 名古屋徳洲会総合病院
- エヌジェーシー
- nobitel Dr.ストレッチ
- ベネッセスタイルケア
進学
- 中部大学大学院
- 諏訪赤十字看護専門学校
- 米田柔整専門学校 ほか
STUDENT’S VOICE
学生の声

認知機能アップに有効な筋トレとは?実験を繰り返して、適切な運動プログラムを探る。
スポーツが大好きで長年筋トレを行ってきたことから、その科学的効果に興味がありました。そのため卒業研究のテーマは「血流制限を伴うレジスタンス運動は認知機能を向上させるか?」としました。レジスタンス運動とは筋肉に抵抗をかけるいわゆる筋トレのことで、学科の仲間の協力を得ながら実験を行いました。血流制限運動の前後にストループテストで認知機能を評価するとともに、認知機能に関連する血中分子指標(BDNF、IGF-1)の測定も行いました。その結果、血流制限運動が認知機能の向上に有効である可能性が示されました。根拠に基づいて論理的に研究を進めた経験は、社会に出てからも大いに役立つと感じ自信につながりました。
TEACHER’S VOICE
先生の声

知識と技術、専門家として必要な姿勢を養い、一人の命、人生をつなぎ、救う存在に。
北辻 耕司 講師 KITATSUJI Koji
医学・医療、健康・スポーツ、救命救急など、健康や保健医療分野の専門知識や技術を実践的に学びます。卒業後はスポーツ指導者のほか、消防士、救急救命士資格を取得して救急隊員として活躍する学生も多く、現場で一人でも多くの命を「つなぎ」「救う」存在になるために、人を思いやる気持ちや誰かの役に立とうとする姿勢も養います。
02科目・カリキュラム
- 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
- 全学共通教育科目・生命健康科学部共通科目は除きます。
学ぶ科目の例
03PICK UP
基礎となる「運動生理学」を深く理解し実践、応用力を身につける
一次予防の観点から運動・スポーツと救急救命を科学する

運動生理学の講義や研究室の活動
超高齢社会を迎えた日本においては、健康日本21 (第二次) で示されたように健康寿命の延伸・健康格差の縮小、生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底、健康を支え守るための社会環境の整備などに取り組むことが非常に重要です。このように、疾患発生リスクの排除・低減を図り、健康増進を目指す行為のことを『一次予防』と言います。一見すると、一次予防と救急救命は全く異なる地平にあるもののように感じられるかもしれませんが、「人の健康や命を守りたい」という根幹は変わりません。健康運動の指導者も救急救命士も目指すところは一緒です。運動・スポーツや救急救命のどちらかに特化するのではなく、ヒトの身体や健康、疾病に関して幅広く学ぶことで、どのような業界でも必要とされる人材を目指しませんか。

運動生理学の講義では、実際に機材を持ち込んで実演することで、学生に理解を促します。

ラットやマウスから組織や細胞を取り出し、運動時の血圧調節に関わっている神経活動を電気生理学的手法を用いて評価する研究を行っています。
特色のある取り組み
学びも実践も資格取得も
机に座って学ぶだけでは社会で必要とされる人材にはなれません。学んだことを実践し振り返り、改善してまた実践していく。これを何度も繰り返していく必要があります。本学科では講義科目はもとより、実技、実習、演習科目を豊富に設定し、学んだことを実践する機会を充実させています。また、学科公認の課外活動として実際に運動指導や救護に携わる機会も設けています。複数の課外活動にチャレンジする学生も多く、主体的に学び続ける姿をよく目にします。そういった学生が多いこともあって、公務員合格者率は全学科の中で5年連続No.1 (学校教員としての公務員を除く)で、救急救命士の合格率も全国平均を遙かに上回っています。
資格取得サポート
取得が期待される資格

- ■救急救命士(所定の単位を修めた学生のみ国家試験の受験が可能)
- ■健康運動実践指導者
- ■水泳指導員
- ■トレーニング指導者
- □障がい者スポーツ指導員初級
- □レクリエーション・インストラクター
- □スポーツ・レクリエーション指導者
■は受験資格の取得が可能なもの。
□は所定の単位を修得後に資格の取得が可能なもの。
サポート体制

学生主体の課外活動「中部大学EMS研究会*」
Jリーグの地元チーム「名古屋グランパス」のホーム試合時には、救急救命士を目指す本学科の学生が救護ステーションをボランティアで開設・運営し、安心・安全な観戦環境づくりのサポートをしています。

リカレント授業や教職員・地域住民対象の健康・運動教室で、健康運動指導者を目指す学生が実際に運動指導
中部大学アクティブアゲインカレッジ「健康増進実習」や教職員対象運動教室「Custom」、恵那市こども園、グルッポ健康・運動教室などで、実際に学生が運動指導を行います。学科公認の課外活動として、運動指導経験を積むことができます。