中部大学研究上の使命
社会の発展に寄与する研究課題に取り組み、優れた研究成果をあげることによって、真理の探究と知の創造に貢献する。
中部大学での研究はこの研究上の使命に則り、高い倫理観を持って研究を推進し、社会に貢献する研究成果をあげることを目的としています。研究の自由と研究者の自主性を尊重しつつ、適正な研究活動を推進できるように行動規範を定めて取り組んでいます。

社会の発展に貢献できる最先端の研究
中部大学の優れた研究者、基礎から最先端の研究にまで対応した設備を用いた研究は、
世界レベルの高度な研究成果を生み出しています。
中部大学の研究ピックアップ

革新的ペプチド化学合成

山本 尚 卓越教授
(ペプチド研究センター長)
小分子から大分子へ、薬は変わろうとしています。次世代医薬のエースは中・大分子のペプチドで、この物質の安価で信頼できる合成法が必要となっています。私たちは世界を牽引する合成でこの新分野を開きます。

人と共に進化する次世代人工知能(AI)を実現

藤吉 弘亘 教授
(理工学部 AIロボティクス学科)
人の認識能力を凌駕するAIが実現されようとしています。AIは人と対峙するものではなく、AIが獲得した知識を人が学び、人がAIにヒントを与えてより良くすることで、人と共に進化する次世代AIの研究開発を行っています。

発光生物のあらゆる事柄を研究

大場 裕一 教授
(応用生物学部 環境生物科学科)
光る仕組みは?光の役割は?ホタル、深海魚から光るキノコやミミズまで、発光生物は謎だらけ。その不思議の解明を通して、特殊な生物が持っている知恵と生きざまを学びます。

液体ロケットエンジン、ジェットエンジン

苅田 丈士 教授
(理工学部 宇宙航空学科)
ロケットエンジンの世界では、アポロの頃からの問題がまだまだ残っています。基礎となる流体力学の世界では1世紀以上残っている問題もあります。知恵を絞って一つずつ解明しています。

降雨による斜面崩壊予知、地盤の浸透破壊

杉井 俊夫 教授
(工学部 都市建設工学科)
豪雨や地震による自然災害の頻発と巨大化が危惧されています。災害現場の調査や実験をもとに自然が作り出している法則を見いだし、災害から人々の命や生活を守るための災害予測・対策技術の研究開発を行っています。

エジプト学、考古学

中野 智章 教授
(国際関係学部 国際学科)
3000年続いた古代エジプト文明。50階建てビルに相当するピラミッドの建造技術や1年365日の発見等、後世への影響は多大です。古代エジプトを学べる大学は、全国に数校のみ。古代の智識を未来に活かします。

野生動物の腸内細菌の機能を探求

土田 さやか 准教授
(応用生物学部 環境生物科学科)
動物の腸内細菌は宿主とともに進化し、動物の生存に必要不可欠な身体の一部となっています。生存に必須の細菌を捕まえ、働きを明らかにすることで、絶滅に瀕している野生動物の保全に応用する研究を進めています。

西アジア文明史、考古学

西山 伸一 教授
(人間力創成教育院)
メソポタミア文明は西アジアで生まれた世界最古の文明社会です。そこには現代社会に通じるさまざまな事象の始まりを見ることができます。過去を知り、現代を理解することで人間社会の未来に思いをはせる研究です。

笑顔の進化と発達

川上 文人 准教授
(人文学部 心理学科)
ほとんどの人が毎日一度は笑うのではないでしょうか。私たちはいつごろからどのような場面で笑顔をみせるのか。ヒトの胎児や子どもにくわえ、チンパンジーやニホンザルを観察しています。

中国古代音楽に関する研究

宗 ティンティン 准教授
(国際関係学部 国際学科)
プロの演奏者の利点を生かし、正確な音程を取れる耳と人類学の理論を持ち、絶滅寸前の中国雲南省洞経古楽の聞き取り調査と楽譜採集を行っています。この研究は無形文化遺産の保存と継承に大きく貢献します。

母と子のHappyを運動と育児教育で応援

横手 直美 准教授
(生命健康科学部 保健看護学科)
現代の孤独な子育て環境は、産後うつの要因。母子の運動と育児教育を融合させた「子育てセミナー」を毎年開催し、医療や幼児教育の専門家である教員とその資格を目指す学生が共同研究で、子育てを応援しています。