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応用生物学部 食品栄養科学科 根岸晴夫先生

【2014年11月1日】

根岸先生とチャレンジ・サイトの学生

プロフィール

根岸晴夫(ネギシ ハルオ)先生。1975年3月東北大学 農学部 畜産学科卒業、4月明治乳業株式会社 中央研究所、1995年11月博士(農学)(東北大学)号取得、2003年4月東北大学 農学部 非常勤講師を経て2004年4月中部大学へ。

ご家族は奥さま、娘さん2人の4人家族。現在2人の娘さんはご結婚され、お孫さんが2人。休日は読書、音楽鑑賞。歴史小説が好き。ここ数年は、安岡正篤、ドラッカー、城山三郎、梅原 猛、稲盛和夫さんらの本を、人生とは?人の生き様とは?など自身に問いかけながら読む。音楽は、若い頃から小椋 佳の歌詞と曲が好きで、今もよく聴いている。

根岸先生を Close Up!

研究内容について教えてください

根岸先生の専門は食品科学、食品加工学。「主に乳・肉を使った食品開発に必要な技術開発を研究しています。最近では、乳・肉に乳酸菌を利用した発酵食品について調べています。乳酸菌には、私たちの腸内環境を整える作用や有害菌の生育を抑制する効果、食べ物をおいしくする効果があります。他にも、サボテンヨーグルトやゴーダチーズ、さらには発酵ジャーキーの開発を行ってきました。サボテンヨーグルトの材料には春日井市の名産ウチワサボテンを利用しています。中部大には本格的な食品プラントがあるので、チャレンジ・サイト別サイトにリンクしますの学生と、米粉由来の低アレルゲンクッキー『こめっきー』の開発も行っています」

チャレンジ・サイト活動の様子

チャレンジ・サイト活動の様子

研究者の道に進むまで

「大学を卒業して、長い間食品メーカーの研究所に勤務していました。当時、会社は冷凍食品事業や畜産事業など新規事業へ進出しようとしていましたが、食肉分野での新商品開発に社内では誰も手をつけていませんでした。そこで、4月に入社したばかりの新入社員だった私は、やりたい!と手を挙げ、食肉加工食品の開発に取り組み始めたのです。研究開発は前例のないことの連続で、肉の勉強をするために会社の許可を得て、“肉の専門学校”に通い、半年間毎日包丁一本で肉の解体をし、肉の勉強をしていました。研究所に戻ると私より肉のことを知っている上司がいないので、自ら問題解決の知恵を出すことが要求され、苦しさと喜びの両方を味わいました。オーブンで温めるだけでできあがる冷凍コロッケを開発していた時は、1年近く、毎日100個のコロッケを揚げ“フライ理論”を研究しました。毎日油まみれになり、へとへとになって帰宅したときの夕食がコロッケだったときは大変でした(笑)」

『畜産物利用学』(共著)

『畜産物利用学』(共著)

開発の結果、今では家庭の食卓でもよく目にする製品が数多く完成。「オーブンで温めるだけで食べられる鳥のから揚げ、冷凍ハンバーグ、真空保存のステーキ肉やソーセージなど、みなさんもよく目にする製品ができあがりました。お母さんや恋人など身近な人が作るおいしい料理と、商品として売れ、何度もリピートしたくなる料理では求められるものが違います。新製品発売後の売れ行きに対するプレッシャーは今でも忘れられません。人のやっていないことをやること、自分が好きなことをやること、その対象が私にとって食肉科学の世界だったのです」

根岸先生の学生時代

根岸先生の学生時代

学生時代の根岸先生

赤岳の頂上で

山歩きを楽しんだ

「音楽と自然の中で過ごすことが好きな学生でした。私の70年代はフォークソングが大変流行っており、その典型がギターの弾き語りでした。当時、カラオケはなく、ギターをつま弾きながら、仲間と歌って楽しみました。また、大学周辺(東北方面)の自然に魅了され、低山ですが山歩きも随分と楽しみました」

日頃から心掛けていること、大切にしていること

根岸先生

「何事にも『真摯』であることです。自立心を養成して、一歩前に踏み出す力を身に付け、課題に対して逃げず、真面目に取り組み、努力することです。また、研究においては『世の中の役に立ってこその研究』ということを忘れないようにしています」。食品業界で活躍するために必要なことを尋ねると、「食品に関わる基礎知識から食品製造の仕組みまで広く学び、幅広い食の知識と体験をしておくことです。中部大には、本格的な食品製造が体験できる食品プラントがあるため、貴重な体験学習もできますね」

高校生にメッセージ

根岸晴夫先生

「自分のやりたいこと、目標を見つけてください。この夢の実現ならば、どんなに苦しいことがあっても我慢し、努力できるという目標です。自己実現のために想像の翼を広げて、夢を持ち、その夢の実現に向けて、チャレンジする精神を期待しています」

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