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現代教育学部 幼児教育学科 釆睪真澄先生

【2016年12月1日】

釆睪真澄先生

「金属による作品制作」や「幼児の造形表現とその指導」を研究
作家の視点で歴史ある鋳造技術も考察

プロフィール

釆睪真澄(ワケビキ マスミ)先生。三重大学 教育学部 美術科卒業。東京藝術大学大学院 美術研究科 修士課程修了。高田短期大学子ども学科教授・仏教文化研究センター長を経て、2012年4月より中部大学に着任し、現代教育学部 幼児教育学科 准教授。日本クラフトデザイナー協会理事 クラフトデザイナー中部運営委員、鈴鹿市文化財調査会委員。

三重県鈴鹿市出身。休日は、ものを作っているかアウトドアを楽しむことが多い。最近は、釣りに出掛けるのが好き。好きな食べ物は、肉、魚、和菓子。

釆睪先生を Close Up!

先生の研究内容

釆睪真澄先生

先生が作品を鋳造する時の様子

「現在は『金属による作品制作』、『幼児の造形表現とその指導』、『鋳造文化財や銅製考古遺物』の三本柱で研究をしています。

もともとは、美術の教師になりたくて教育学部に進学しましたが、そこで鋳造に出会いました。銅を1000℃を超える炉の中で溶かし、自由に形づくれるようにしたこの技法に心を奪われました。それが鋳造を始めたきっかけです。その後大学院に進んで、どんどん鋳造によるもの作りにのめり込んでいきました。現在は、『人の生活を豊かにするモノ』、『人に永く愛され続けるモノ』をテーマに、特に自然からインスピレーションを得て、鋳造や彫金技法を使ってクラフト作品の制作に取り組んでいます。

幼児教育に関わるようになったのは、たまたま縁があって地元の短期大学で非常勤講師をさせていただいたことがきっかけです。現在は子どもの造形表現とその指導方法について、広く研究をしています。ものを作っている子どもの姿を記録したり、その作品をファイルして分析したりしているのですが、彼らのもの作りに対する一生懸命な姿を見ていると、表現という行為を本当に考え直させられます。

文化財や考古遺物との出会いは、美術史や考古学の研究者から鋳造品に関する意見を求められたことでした。美術史や考古学の専門家には、実際に鋳造のできる人が研究者にほとんどいませんので、共同研究という形で関わるようになりました。現在は特に弥生時代から古墳時代の鋳造技術について、当時の技法を再現することで検証実験に取り組んでいます」

  • 先生の作品の一例

作品

作品

作品

授業で教えていること

釆睪真澄先生

「授業では、描くことや作ること、そして感じとることなど、保育者として必要な造形表現の基礎的な技能の獲得と、子どもの造形表現やその発達、指導について教えています。子どもの極めて優れた感受性とそこから生まれる素直な表現をリスペクトできる保育者を育てたいと思っていますので、基本的に描き方や作り方についてこうしなさいということは一切言わないことにしています。学生一人一人が感じること、考え、創意工夫すること、そして表現することに真摯に向き合う、そのきっかけを提供するよう心掛けています」

先生の学生時代

工房で作品作り

大学の工房で作品作り

シュノーケリング

石垣島で仲間とシュノーケリング

「学生時代は大学に入り浸っていたように思います。授業以外は朝から晩まで研究室か工房にいました。そこでものを作り、考え、友人たちと時には激論を交わしました。また、先生方には表現のこと以外に遊びについても多くのことを教えていただきました。それこそお酒の飲み方から海外旅行まで、本当にいい時間だったと思います」

メッセージ

釆睪真澄先生

「いろいろなことを経験して、いろいろなことについて考えてください。そしてそれらのことについて、周りの人たちと話し合い、共有してください。その経験が皆さんの考え方やものの見方を変化させてくれます。林竹二という教育哲学者が、『学んだことの証しは、ただ一つで、何かがかわることである』という言葉を残しています。私はこの言葉をとある先生からいただき、大切にしています」

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