• ページの本文のみをプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。
  • ページ全体をプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。

人文学部 共通教育科 原田凍谷先生

【2016年11月1日】

原田凍谷先生

書の古典をひもといて、筆法や文字造形を研究
現代書作家として創作活動のほか、書道の普及活動も

プロフィール

原田凍谷(ハラダ トウコク)先生。高崎経済大学 経済学部 経営学科卒業。高校生の頃から野崎幽谷氏(故人)に師事し、大学卒業後に本格的に書道の道へ。高校の非常勤講師や書道講座の講師などを経て、2007年より本学の非常勤講師。2016年4月より人文学部共通教育科講師。本学書道部も指導。全国公募展の審査員も務める。書道研究団体 登絖社会長、毎日書道展審査会員、中日書道会理事・審査会員、日本詩文書作家協会理事、高野山書道協会理事。

「書のまち」春日井市で生まれ育つ。春日井市では市民展の審査員を務めるほか、芸術家等派遣事業(あーとふるマイタウン)の講師として市内の学校や団体に実演・講義を行っている。大学時代は、テニス部に所属。趣味は音楽鑑賞、カメラ。ものづくりが好きで、書を飾る額や作品集の装丁デザインを考えるのも楽しみ。

原田先生を Close Up!

先生の研究内容

原田凍谷先生

「書の古典をひもとき、その筆法や文字造形について研究しています。筆法とは筆の使い方のことであり、そこから生まれる文字造形を考察することによって、書かれた時代背景や人物像など明らかになるものがたくさんあります。それは、つまり『書の見方を知る』ことでもあります。書を構成している文字についても深い考察が必要となります。私たちが感じる『美しい文字』には整然としたイメージの美しさもあれば躍動する文字の生命感を思い起こさせるものもあります。なぜ美しく感じるのか、その文字を書いた作者が造形をどこまで突き詰めて構成しているのか、文字造形に歴史的背景が存在するのかなど深い知識を持って文字の形を探究することはとても興味深いです」

ベルギーの大学

ベルギーの大学で書道の講師を務めたことも

中国

漢の時代の文字が刻まれている
「郙閣頌(ほかくのしょう)」の前で(中国)

書作家として現代書をリード

原田凍谷先生

名古屋・栄のオアシス21で書のパフォーマンス

「書を自由に表現するにはどんなことを学んだら良いか、良い書とはどのようなものかなど、書を教えながら作品制作の実践の中で多くの仲間と共にさらに深めていく作業を繰り返しています。現代書作家として魅力ある作品を発表していくことができることは、全国の書道を愛する人々によって作品を評価される立場であるとともに、現代書をリードしていくやりがいに溢れた活動です。同じ筆、同じ紙、同じ墨を使っても、書く人の力量によって全く違う書線になり表れる表情も違います。自然でありながら、造形意識の深い構成体となる書は見飽きることがありません。いつも自分の中に自由で自在な心を作っておきたいと考えています。用具・用材についても知ることはとても楽しく、墨を作ることだけでも自分の求める墨色を追求する道は、部屋の温度・湿度や墨をする水の種類などによって無数にあります。知れば知るほど深淵なる世界が広がっているところが悩みであり、楽しい世界でもあります」

書道体験

春日井市の姉妹都市カナダ・ケローナ市から
訪問団が来学した際は書道を通じて交流

蝶類研究資料館

最近では名古屋キャンパスに開館した
蝶類研究資料館の銘板を執筆

メッセージ

原田凍谷先生

「仕事でも趣味でも好きなことや興味を持ったことをどんどん探って極めることができたら、それはきっといつかどこかで役に立つのではないかと思います。人生は短いので時間をかけてものにするようなことは幾つもできないと思います。ですから早く始めることも大事ですし、時には迷うことも必要かと思いますが、時間を惜しんで進んでほしいです。それから、やはり私は書の道にいますので、自分の書く文字に興味を持ってほしいです」

ページの先頭へ