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人文学部 歴史地理学科 佐々井真知先生

【2016年10月1日】

佐々井真知先生

専門は西洋中世史
都市に生きる人々の生活から歴史を研究

プロフィール

佐々井真知(ササイ マチ)先生。お茶の水女子大学 文教育学部 人文科学科 比較歴史学コース卒業。お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科 博士前期・後期課程修了。博士後期課程在学中に、イギリスのケンブリッジ大学ガートン・カレッジに交換留学生として1年間留学。引き続き、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校の修士課程に1年間留学、修了。2015年4月より中部大学に着任し、人文学部 歴史地理学科 講師。

埼玉県所沢市出身。趣味は、 美術館や博物館に行くこと、野球観戦。野球は、埼玉西武ライオンズのファン。イギリスの好きな食べ物は、素朴な甘さが魅力のスコーン、イギリス伝統の料理ジャケットポテト。

佐々井先生を Close Up!

先生の研究内容

佐々井真知先生

 

「イギリスの歴史を研究しています。対象とする時代は中世後期(14~15世紀)で、世界史の教科書では『百年戦争』や『バラ戦争』が取り上げられる時代です。ただし、私が関心を持っているのは、都市に生きる人々の生活です。特に、ロンドンの商人や手工業者に興味があり、彼ら・彼女らがどのように活動していたのか、困ったときには誰を頼ったのか、同職ギルド(同業者組合)の存在はそのメンバーにとってどのような意味を持っていたのかなどを、同職ギルドの規約や会計簿、商工業者の遺言書などを用いて研究しています。最近は、その当時ロンドンを訪れたりロンドンに居住していたりした外国人についても調べています」

佐々井真知先生

刃物工の同職ギルドの会館(イギリス)で

会計簿

同職ギルドの会計簿
(イギリスの公文書館で研究資料として撮影)

London Metropolitan Archives,
CLC/L/CL/D/001/MS07146/016 ※

※ロンドン市公文書館(London Metropolitan Archives)およびロンドン刃物工組合(the Worshipful Company of Cutlers)の掲載許可取得済

研究を志したきっかけ

「ヨーロッパに関心を持つようになった原点は、ヨーロッパ文化が好きな両親の影響で、西洋美術や工芸品の展覧会に行く機会が多かったことです。そこで目にする、何百年も前に作成された精巧な工芸品を見て、これを作ったのはどういう人たちなのだろう、どんな生活をしていたのだろう、と思ったのが商工業者に興味を持つきっかけの一つになりました。ヨーロッパを訪れた時に目にした教会や城、民家などの建築物も、それを作った人びとへの興味をかき立てました。大学では、ゼミはイギリス史とフランス史の両方を専攻していましたが、卒業論文でイギリス史を選びました。英語で文献や史料が読める心強さがあったことと、いずれ留学したいと考えていたので、大学の交換留学の協定校があるイギリスに行きたいと思ったからです。指導教員の専門が中世だったこともあり、多くの点で現代とは全く異なる世界の中で、私たちと同じように働き、飲み食いし、問題を抱え、それを解決しながら日々を生きていた中世の人びとに興味を持ちました。卒業論文から一貫してロンドンの商工業者をテーマとしてきましたが、やればやるほど興味が湧いてきます」

先生の学生時代 フィギュアスケート部に所属

佐々井真知先生

ケンブリッジ大学ガートン・カレッジへ留学

佐々井真知先生

ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校の前で友人と

「学部生の間は、やってみたいと思ったことに挑戦しました。興味のあったヨーロッパの歴史や地理を学ぶということももちろんでしたが、他に二つ、挑戦して満足したことがあります。一つは、フランス語を学ぶことです。第二外国語で選択し、短期集中の学外の語学学校に通って学びました。英語との相違点・類似点を考えるきっかけにもなり、面白かったです。もう一つは、フィギュアスケート部に所属することです。スケートを習った経験などなく、そもそも運動神経が非常に悪いのに、やってみたくなって始めてしまいました。案の定、人よりもジャンプやスピンの習得度が目に見えて遅く、我ながらなぜこんなことを始めたのだろうと思ったこともあります。それでも、仲間と共に練習することが楽しく、また練習すれば必ず上達することが面白くて、年中あざだらけになりながら4年間続けていました。今はもう、ただ滑るだけで精一杯だと思います。個人差があからさまに出るからこそ、自分の能力を把握し、自分で目標を定めて努力することの重要性を実感しました。これは大学での学びや研究でも同じかもしれません」

メッセージ

佐々井真知先生

「今、興味を持っていることを大切にして、教科書から一歩、踏み出してみましょう。ヨーロッパの歴史という日本ではあまり触れる機会がなさそうなテーマでも、アンテナを張っておけば、西洋美術や工芸品の展覧会があったり、カラー図版が豊富な研究書があったりして、疑問を解消し、さらに関心を深めることができます。また、中部大学の歴史地理学科には、歴史学・地理学のさまざまな分野を研究する先生方がそろっています。興味のあるテーマを追求する機会だけでなく、多様なテーマに触れ、視野を広げる機会も豊富にあります。自分で考え、動くことで、その機会を最大限に利用してほしいと思っています」

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