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「知的な大人になろう会」でノリタケの森を訪問しました(特派員:K.T)

【2015年7月9日】

           

6月16日、私たち国際関係学科青木ゼミ3年生は、第3回目の「知的な大人になろう会」として、名古屋市西区にある「ノリタケの森」を訪問しました。

ノリタケの森を運営しているノリタケカンパニーリミテドは、TOTOや日本ガイシ、日本特殊陶業などと同じく世界最大のセラミックスグループである「森村グループ」主要4社のひとつで、世界的に有名な企業です。

5月13日の読売新聞朝刊によれば、「ノリタケカンパニーリミテド」は自動車や鉄鋼向けの工業用砥石が堅調に推移し、また中堅砥石メーカーを子会社化した要因により増収増益を果たし、2015年3月期連結決算の売上高は990億円でした。

1878年、森村グル―プ創設者の森村市左衛門はニューヨークにモリムラ・ブラザーズを開店し、アメリカ市場での陶磁器の需要に注目します。1904年、森村は日本陶器合名会社(現在のノリタケカンパニーリミテド)を創業し、大正時代にかけてディナーセットを欧米に大量に輸出します。

ノリタケの古い製品は、「オールド・ノリタケ」と呼ばれ、そのデザインの素晴らしさから世界中で人気があり、現在インターネット・オークションなどでは高値で取引されています。

昭和初期から大戦中は国策として軍用産業向けの砥石を生産し、戦後1950年から1970年に高度経済成長の波に乗り、ノリタケの本社工場はさらなる成長を迎えました。

今回訪れたノリタケの森は、「文化と出会い、自然と憩う」という理念のもとに運営されています。明治文明開化の象徴である赤レンガ建築や、敷地内に張り巡らされている水路、咲き誇る花々などが、大都市の街中であることを忘れさせ、人々の憩いの場になっています。外国人観光客の姿も見られました。

ウェルカム・センターでは、ノリタケの歴史を学ぶことができます。陶磁器の代表的企業であったノリタケは、現在では上述したように工業用の砥石など、食器以外の分野に進出して成功を収めています。

                

ミュージアムでは、実際の陶磁器が作られる過程を直で見ることができます。陶磁器制作の多くの工程が手作業で行われ、一つ一つに職人の魂が詰まっているかのようです。上のフロアでは、100年前からのディナーセットなど輸出用に製作された陶磁器がずらりと並び、その美しいデザインは私たちの目をくぎ付けにします。

第一回目の「知的な大人になろう会」で、ボストン美術館で開催されていた「華麗なるジャポニスム展」を学びました。ヨーロッパに影響を与えた日本の美術や工芸のジャポニスムは、初期のオールド・ノリタケと時代が重なります。ノリタケのお皿のデザインにもジャポニスムが反映されているとのことでした。「知的な大人になろう会」で学んだことがつながったのです。

ノリタケの会社の社是は、「良品、共栄、輸出」です。良品は「良識を持ち誠意を尽くして良品主義に徹します。」共栄は「良き企業社会人としての役割を果たし、社会と共に発展します。」輸出は「世界的視野に立って、国際性を追求し、社会に貢献します」と、ありました。私は、三つの理念が合わさって、一つのすばらしい社是ができていると思いました。実際ノリタケグループは環境方針および環境行動計画を策定し、事業活動において環境負荷や環境リスクの低減に積極的に取り組んでいます。また地域社会へ「文化、美術、季節の催し」などの楽しめるイベントや緊急時、地域防災の広い土地を利用して一時避難所に選ばれていて地域と良い関係を持っています。

国際的に活躍する地元企業のCSRの場としても、また陶磁器のアウトレットコーナーやレストランがある憩いの空間としても、「ノリタケの森」に足を運んでみてはいかがでしょうか。 

※“Noritake Museum”のパンフレットの表紙写真は、「ノリタケの森」のご了解のもと、掲載しています。

    

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