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昭和51年度土木工学科(現・都市建設工学科)卒業 岩村進次さん

【2011年12月1日】

愛知の街づくりのために自分の信念を発言し続ける

「政治」という未知の世界に触れて

今年5月に愛知県議会の第91代議長に就任した岩村さん。政治の世界に初めて触れたのは大学3年の時、稲沢市長選挙の手伝いをした時だった。「海部俊樹先生(元内閣総理大臣)の演説を初めて間近で聞き、また、周囲の人の話を聞いて『こんな世界もあるんだな』と新鮮でした」。それが縁で政治家への道を志すよ うになり、大学卒業後すぐに海部氏の秘書に。「日英親善青少年指導者研修でイギリスを訪問するなど、いろいろ勉強させていただきました」。その後、36歳で秘書を退職して愛知県議会議員選挙に立候補して当選。以降、6期連続で当選を果たしている。

学んだことは全て予備知識に

中部工業大学(現・中部大学)への進学は、工業高校を出て家業を継ぐつもりだったが兄が継いでくれたこと、特別奨学生試験があったこと、自動車通学が可能 なことが理由だった。「進学の動機は不純でしたね(笑)。でも専門以外の科目の勉強は難しく、卒業するのは大変でした。要領の良さで何とか乗り切りました (笑)」。

岩村進次さん

愛知県議会第91代議長 岩村進次さん
昭和51年度 土木工学科(現・都市建設工学科)卒業

工業とはあまり縁のない職業を選んだが、「今までに学んだことが間違いだったと思ったことは一度もありません」。土木工学だけでなく、学んだ知識は全て予備知識として役立つと言う。東日本大震災後に被災地を視察した際は、高速道路の盛土が堤防となり、道路を挟んで海側と陸側では津波の被害状況で天と地ほどの差があったのを目の当たりにした。「人々の生命と財産を守るのは行政の仕事と痛感しました。やはり現場を見ることは重要です」。

愛知のためになることを

電力不足や円高の影響により、〝ものづくりの愛知〞にとって厳しい経済情勢が続き、リニア中央新幹線の東京-名古屋間が2027年に開業予定であるなど、今後どんな街づくりをしていくか、議会の姿勢が問われてくる。「どんな事業も予算と準備が必要で、実現は5年後、10年後、100年後ということもあります。政治家は正しいと信じることを言い続ける努力が大事。言い続けることで思いが届くと信じています」。また、愛知県のためになる人材を育てたいと、県の職員と議員を集めて定期的に勉強会も開いている。

海外に出て、自分の目で確かめて

中部大生へのメッセージは、「学生時代にどんどん海外に出てほしい。家と学校の往復という小さなエリアから出て、違う世界を自分の目で見て確かめてほしい。そうすると、自分が置かれた状況がよく分かります。大学は人間関係の基礎を築き、社会に出るための基本となる知識を得るところ。自分の通う大学に誇りを持ってほしいです」と力強い言葉をいただいた。

※ウプト180号(2011年11月30日発行)より転載

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