大学院国際人間学研究科

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研究科長メッセージ

国際人間学研究科を志望されるみなさんへ

国際的な視野とグローカルな教育研究

グローバル化という言葉が当たり前のように口にされるようになった現在、私たちは社会のどのような領域で仕事をするにしても、国際的な視野をもって自分の果たすべき役割を考えずにはいられません。たとえば2015年9月の国際連合サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、国家の枠を越えた人類社会共通の目標として広く共有されています。

ただしここで「国際的な視野」というのは、ただ国外に目を向けるということではなく、同時に国内にも目を向けることを意味しています。というのも、これからの時代は以前にも増して色々な国々の人々が日本にやってきて、共に仕事をしたり日常生活を送ったりするようになることが確実だからです。グローバル化というのは、このように日本社会それ自体が国際的な「場」として開かれていく過程なのであり、その意味で自分が暮らす地域への関心はますます重要になるにちがいありません。本研究科はそうした認識に基づいて、グローバルな視点とローカルな視点の両者を軸とする「グローカル」な教育研究を理念として掲げています。

石井 洋二郎

国際人間学研究科長
石井洋二郎

多様な人間への深い関心を

この理念を実現するには、学問をただ紙の上での抽象的な議論に終わらせるのではなく、人々が直面している諸課題の発見と解決に結び付けていく努力が必要です。社会には今、どのような問題が存在しているのかを自らの力で見出していくこと、そして自分が学んできたこと、学んでいることは、それらの問題を解決するのにどのように役立つのかを徹底的に考えぬくこと、それこそが学部段階からさらに一歩進んだ大学院という場で実践すべきことにほかなりません。そのためには年齢、国籍、性別等を問わず、自分のまわりで現に生きている多様な人間に想像をめぐらせ、深い関心をもつことが必須でしょう。人文社会科学とはつまるところ、人間のさまざまな営みについて多角的に考究する学問であるからです。本研究科が「国際」と並ぶもうひとつのキーワードとして「人間」を名称に掲げているのは、そうした趣旨によるものです。

主役の学生たちを多彩な教授陣がサポート

本研究科には、国際関係学、言語文化、心理学、歴史学・地理学の4専攻があり、グローバルスケールで繰り広げられる政治経済や社会文化に精通した国際関係のスペシャリスト、英語圏の言語文化や日本語・日本文化に秀でた教授スタッフ、さらに心理学、歴史学、地理学等の諸分野で真理の追究に励むプロフェッショナルなど、各分野で一流の実績をもつ多彩な教授陣が研究指導にあたっています。しかし主役は言うまでもなく、ここに集う学生自身です。学生が自ら主体的に学び、本当に関心のもてるテーマを探求するのでなければ、いくら教員が懸命に指導しても実質的な成果は得られないでしょう。しかし皆さんが熱意をもってそれぞれの課題に果敢に挑戦する限り、私たちはこれを全力でサポートし、豊かな研究成果をあげられるよう伴走する労を惜しみません。

他者と切磋琢磨しつつ、胸躍る「知の冒険」へ

大学院では自分の専門分野を深く掘り下げると同時に、そこに閉じこもるのではなく、異なる分野の学生や教員たちと積極的に交流し、常に自分の立ち位置を相対化する姿勢をもつことが大切です。どんな学問も、それだけで個別に存在しているわけではなく、他のさまざまな学問との相関関係の中で初めて成り立つものだからです。多様な領域を俯瞰する広い視野を身につけ、他者と切磋琢磨しながら絶えず自らの可能性と限界を謙虚に省みることによって、はじめて学問はあなたの個性を反映して輝き始めることでしょう。

国際人間学研究科は、広い国際的な視野と深い人間への関心をもち、高度な専門性と柔軟な協働性を兼ね備えた人材の育成を目指しています。こうした理念に共鳴し、独自の視点から未来の社会を切り拓く意欲のある皆さんの参加を、私たち教員一同は心から待ち望んでいます。勇気をもって、胸躍る「知の冒険」へと一緒に旅立とうではありませんか。

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