魚類生物学(武井)研究室

魚が我々に教えてくれること

 我々日本人にとって、 魚類は産業・文化的において身近な動物です。学術的にも、魚類はヒトにも共通する器官(眼、骨格、顎、歯、胃など)を創りあげた脊椎動物の始祖として比較解剖学的にも進化生物学的にも興味深い研究対象であるほか、様々な水中環境へ適応にした魚類の研究は海洋環境の現状を知る一つの指標ともなり得ます。

 当研究室は様々な環境に生息する魚類を対象とした魚類生物学の研究を行っています。現在は、魚類の感覚器や脂質成分を主な対象とし、組織形態学的解析と分析化学的解析によってその機能やその魚の生態を考えていく、といった研究を主なテーマとしています。

当研究室はこれらの研究を通じて、以下3項目への貢献を目指していきます。

  1) 魚たちが我々人類に教えてくれる学術的な面白さ

  2) 我々人類に役立つ新たな遺伝資源および生物模倣技術(バイオミメティックス)の探索

  3) 愛知県や日本国内外における水産業および水圏環境保全への寄与

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