魚類生物学(武井)研究室

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当研究室に興味を持ってくれた学生さんへ

ここでは、当研究室に興味を持ってくれた学生さんを想定し、FAQ形式で研究室を紹介します。

そもそも何をしている研究室なの?

当研究室では、いろいろな魚がそれぞれ持つからだのかたちや成分を調べ、その魚が生き残ってきた理由を調べる研究を行っています。武井自身は視覚系などの感覚器を、宗宮先生は発音魚(鳴く魚)を、主な対象とします。

 

どんな魚を使うの?

淡水魚、海水魚、深海魚、熱帯魚等、使う魚はいろいろです。魚は世界で約25000種、日本では約4000種知られています。科学的興味の捉え方によっては、全ての種が研究対象となりえます。

 

どんな実験をするの?

主にホルマリン固定標本を用いた解剖と、そこから組織標本を作成して組織や細胞を顕微鏡観察する実験です。そのほか、分光光学、クロマトグラフィー、質量分析などによる分析化学実験も行う予定です。

 

魚を調べて何がわかるの?

その魚が持つからだの構造から、どのような生態であるかを知ることができます。例えば、どこに向かって何を見ているか、発音でのコミュニケーションがどのように役立てているか、等です。また、ヒトにも共通する多くの構造、すなわち眼、脳、胃、歯、顎、骨などは魚が進化の過程で創りあげましたので、魚を通じて我々ヒトへの進化の過程も研究できます。基本的には、いわゆる基礎研究になります。

 

研究テーマはどうやって決めるの?

テーマは皆さんとの話し合いで決めます。当研究室ではできるだけ、皆さんの興味に沿った研究テーマを個別に与える方針です。もちろん武井や宗宮先生が提示できる研究テーマもありますので、テーマの考案は必須ではありません。

 

魚はどうやって手に入れるの?

いろいろです。釣りや網などを用いて川や海へのフィールドサンプリング、魚市場での新鮮な魚の入手、アクアリウムショップや養殖業者等から生体の入手など、様々な選択肢があります。特に、他大学の実習船や漁船などに実際に乗るサンプリングも、場合によっては可能です。

 

飼育実験をしたい!

当研究室には淡水水槽と海水水槽をそれぞれ備えており、目的に応じて長期飼育もできます。良いテーマが決まれば、飼育実験も可能です。

 

コアタイムはあるの?毎日来ないといけないの?

当研究室はコアタイムは設けず、毎日の来学を義務とはしません。ただし定期的に行う研究室セミナーへの参加と、武井との定期的な近況報告および研究議論は極力義務とします。自らの課題設定と、その課題に対する達成を重要視します。

 

大学院に行きたいんだけど?

歓迎いたします。大学院に進学できれば、より高度で専門的な研究ができます。

 

ぶっちゃけ、就職に役に立つの?

研究テーマそのものが、直接就職に役立つかはわかりません。しかしながら、科学研究で遂行する研究立案、実験計画、実験遂行、データ解釈といった手順は多くの職種においても共通するプロセスですので、しっかり習得すれば将来に活きてきます。また顕微鏡観察、電子顕微鏡、質量分析などの専門的手法も行いますので、これら技術を用いる専門職種においては、経験が活きてきます。

 

Q. 魚以外の水生動物は研究できないの?

可能です。武井も宗宮先生も脊椎動物が専門ですが、できる限り一緒にテーマを考えていきます。

 

こんなFAQじゃわからん!

ぜひ一度、当研究室へ来てみてください!お待ちしております!

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