魚類生物学(武井)研究室

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浜松医科大学「国際マスイメージングセンター」における質量顕微鏡解析

日本で唯一の質量顕微鏡法に特化した研究センター

「国際マスイメージングセンター」は浜松医科大学によって2016年4月に設立された、日本で唯一の質量顕微鏡法に特化した研究センターです。国際マスイメージングセンターはBruker社、島津製作所、Waters社といった各社の最新機器を備えており、日本のみならず世界レベルでも最高峰の質量顕微鏡設備を備えたセンターです。また同センターは専任のスタッフが常駐し、各機器の維持と技術的サポートも行っています。

質量顕微鏡法(イメージング質量分析法)は顕微鏡解析と質量分析を一体化した方法であり、顕微鏡レベルの空間解像度で質量分析による二次元的な走査を行い、各測定点での物質組成情報を取得することにより、物質組成に応じた網羅的な形態学的解析ができます。質量分析イメージング法ではヒト検体や動物組織を含めた生物試料のほか、食品やバイオマテリアルなど、さまざまな試料が適用可能です。検出できる分子として、タンパク質群つまりプロテオームのほか、生体内低分子群いわゆるメタボロームや脂質群リピドームといった分子が可視化でき、既存の組織化学的解析では検出できなかった分子をも検出する事ができます。

当研究室では同センター長である瀬藤光利教授によるご支援のもと、魚類の組織を用いた質量顕微鏡解析を試みています。魚類の質量顕微鏡解析により、形態学と分析化学を組み合わせた新たな知見を追究していきます。

 

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