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日本技術者教育認定機構(JABEE)による認定

財団法人日本技術者教育認定機構による認証評価で、中部大学工学部の3学科が認定されています

財団法人 日本技術者教育認定機構(JABEE)による技術者教育プログラムの認証評価

中部大学工学部では、国際的に通用する技術者を育成するために、日本技術者教育認定機構(JABEE:Japan Accreditation Board for Engineering Education)による技術者教育プログラムの認定を得るための準備を精力的に進めてきています。2007年度には、JABEEから「都市建設工学科、建築学科および応用化学科の学士課程プログラムは日本技術者教育認定基準に適合している」と認定されました。よって、中部大学工学部は3つの認定プログラムを持つ、東海三県下では4番目に認定プログラムの多い教育機関となりました。

JABEEによる認定制度とは、大学などの高等教育機関の技術者教育プログラムを外部機関として専門的、中立かつ公平に評価し、国際水準や社会的要求に適合する内容とレベルの教育が実施されていることを専門認定する制度です。

日本技術者教育認定機構(JABEE:Japan Accreditation Board for Engineering Education)は、学協会や産業界と密接に連携しながら、高等教育機関の技術者教育プログラムの審査・認定を行うNGO(非政府団体)であり、文部科学省や経済産業省から強力なバックアップを受けています。

2001年度から正式に審査・認定を開始し、2013年度までに169高等教育機関の474プログラムを認定し、その修了生も約20万人に達しています。

日本技術者教育認定機構(JABEE)とは?

「科学技術創造立国」を標榜し、高い科学技術力を誇ってきた日本は、ロボットから自動車やエレクトロニクスなどのさまざまな技術分野において、世界をリードし、国際的に多大な貢献をしています。それを支えているのは、技術業に携わる技術者(研究者を含む。)といってよいでしょう。技術者は、まさに世界を股に掛けて仕事をしなければならない時代になってきました。そのため、これからの技術者には、国際的に通用する工学教育を受けていることが強く求められます。このような背景の下で、1997年に日本工学教育協会内に「国際的に通用するエンジニア教育検討委員会」が設立され、技術者教育プログラムの認定制度の基本構想が策定され、それに基づいて1999年11月に日本技術者教育認定機構(JABEE)が誕生しました。

技術者教育認定制度とは?

大学などの高等教育機関の技術者教育プログラムを外部機関として専門的、中立かつ公平に評価し、国際水準や社会的要求に適合する内容とレベルの教育が実施されていることを専門認定する制度です。
認定された技術者教育プログラム名は教育機関別、分野別にすべて国内外に公表されます。

JABEEが認定の対象とする技術者教育とは

初級レベル技術者(entry-level engineer)を育成するために必要な学士レベルの基礎教育です。

国際的に通用する技術者に求められる知識・能力とは?

  • (a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
  • (b)技(術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解(技術者倫理)
  • (c)数学、自然科学および情報科学に関する知識とそれらを応用できる能力
  • (d)該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力
  • (e)種々の科学、技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
  • (f)日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力
  • (g)自主的、継続的に学習できる能力
  • (h)与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
  • (i)チームで仕事するための能力

これらの知識・能力は、中部大学工学部の各学科で定めている学習・教育目標の中にすべて含まれています。

JABEEの認定を取得した技術者教育プログラム修了生に与えられる特典は?

技術士とは、その高度な専門知識・技術に加えて公益に対する責務を持たなければならないがゆえに、技術者としては最高の国家資格です。技術士資格を取得するまでの仕組みを図に示します。

技術者基礎教育と技術士資格取得までの仕組み

図:技術者基礎教育と技術士資格取得までの仕組み

(注釈)技術士補となる資格(技術士第一次試験合格者及びそれと同等と認められる者)を有する者は、以下に示す3つのコースのうち、いずれかで経験を積み、受験申込みを行う時点で、以下のいずれかに該当すれば、技術士第二次試験を受けることができます。

  1. 技術士補に登録され、補助する技術士の下で4年(総合技術監理部門を受験する場合は7年)を超える期間の実務経験を積む
  2. 優れた指導技術者の監督の下で4年(総合技術監理部門を受験する場合は7年)を超える期間の実務経験を積む
  3. 7年を超える期間(総合技術監理部門を受験する場合は10年)の独自の実務経験を積む
  • ※1 技術士第二次試験受験申込みを行う時点で既に7年(総合技術監理部門を受験する場合は10年)を超える期間の実務経験を有する修習技術者は受験可能です。
  • ※2 技術士第二次試験の受験に際しては、技術士補となる技術部門に限らず、全ての技術部門を受験することができます。
    詳細は、(社)日本技術士会新しくウィンドウが立ち上がりますHP参照

JABEEが認定した技術者教育プログラム修了生には、文部科学大臣の指定を受けて技術士の第1次試験が免除され、修習技術者の資格が与えられます。

技術者資格は技術者のパスポート

アメリカにはProfessional Engineer(41万人)、イギリスにはChartered Engineer(20万人)という登録資格があり、社会的に広く認知されています。日本の技術士は、残念ながら、医師や弁護士などの国家資格に比べて社会的認知度はさほど高くなく、登録者数も5.6万人程度に過ぎません。2000年に技術士法が改正され、技術士がより広範な技術者のために活用できる制度となりました。前述したように、JABEE認定技術者教育プログラム修了者は、技術士試験の第1次試験合格と同等であるとみなされます。将来的には、日本の国力に見合った現在の10倍程度の技術士の誕生が期待されています。

技術者教育の国際的な実質的同等性を相互承認するためにワシントン協定(Washington Accord)があります。正式加盟国は、英語圏のアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、香港、南アフリカでしたが、JABEEは、2005年に非英語圏の国としては初めて正式加盟が認められました。現在の加盟団体は15団体であり(暫定加盟5団体(ドイツ、インド、スリランカ、パキスタン、バングラディッシュ)、したがって、JABEEの認定を取得した技術者教育プログラムは、ワシントン協定加盟国の間では、内容・レベルともに国際的に同等とみなされます。また、統合を進める欧州では、ボローニャ宣言が採択され、2010年までに欧州全域での高等教育システムの共通化を進めています。今や、技術者教育は、ひとつの国の中に留まるのではなく、透明性の高い教育システムとして世界との調和を取ることが不可欠になってきています。

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