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誰もが知っている、ある昆虫の本です。

【2016年6月6日】

知っているようで知らない、昆虫界最速のアイツについて。

『トンボの不思議』 新井裕

皆さんはトンボについてどれだけ知っているでしょうか?
知っているとしても、複眼であることやとても速い速度で飛ぶ昆虫である、くらいの知識だけではないでしょうか。私もそうであり、詳しい生態については知りませんでした。

トンボは南極や北極を除いてほぼ世界中に生息しており、世界で6,000種ほどが知られています。そのうち日本では200種類が記録されて、昆虫の中でもよく知られた生きものですが、その生態はあまり知られておらず、特に幼虫のヤゴについてはわからないことも多くあります。本書は、40年以上も趣味でトンボを追い続けてきた著者がトンボの魅力を余すところなく語っています。トンボは、幼虫時代は水中にすみ、成虫になると大空を飛び交いながら地上で暮らす生きものです。本書「トンボの不思議」でも水中時代、空中時代に分け、空中編では空飛ぶトンボの不思議な生態を、水中編ではヤゴのほとんど知られていない奇妙な生態を、それぞれやさしく解説。誰でもわかる、身近なトンボ30種類の見分け方もイラストつきで紹介しています。

私も実際に読んでみて新しく知ることが多々ありました。例えば、トンボは成体になったら大きさが変化しないというのは皆様ご存知でしょうか。たまに小さい個体を見かけてもそれは若い子どもの個体である、ということはなくそれがその種類の最大の大きさということになります。他にも「トンボ」という名前は「飛ぶ棒」からきている説がある、などといった豆知識もあります。

身近な生き物であるトンボの不思議や魅力について、本書を読み少しでも伝わってほしいです!

コモンズサポーター 瀧口智之

トンボを探して大学周辺を散策。

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