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和田 俊夫

共に食料を育て、加工し、機能を探りませんか

食品栄養科学科
和田 俊夫

知識の「目次」づくりに役立った大学生活

私は数十年前に農学部農芸化学科という学科を卒業し、民間のある分析機関(国や企業から様々な内容の「試験」を依頼される)に勤務し、その後、2005年に中部大学に赴任しました。

受験生の頃、文系の就職先=「営業マン」という狭い、偏った考え方をしていました。その結果、営業は「物を売る」=「人との交渉」=「お調子者」。「お調子者」になれない自分⇒理科系という単純な図式で大学の進路を選択しました。(営業は「コミュニケーション力」が必要であり、自分の能力不足に気づきました。)ただし、志望学科までは決めかねていました。父親の「食いっぱぐれのない会社は食品だ!」との言葉が妙に頭の隅に残っていました。探し方が不十分であったのか、当時「食品」と名のつく学科は見当たらなかった気がします。そんななか受験雑誌を立ち読みするなかで「農芸化学」という学科名にどこか興味を引かれました。(「農芸化学」は「バイオテクノロジー」を牽引した学科であることを、後日、知りました。)興味は引かれたものの実は詳しく調べないまま、(幸いにも)この学科に入学することができました。入学後、農畜産物、肥料、微生物、栄養、土壌、生化学等、実に様々な分野の講義を受け、また進級に伴い、毎日のように実験があった記憶があります。しかし授業での実験は手を動かすものの本当の理解はできていませんでした。研究室に配属となり院生の研究手順を見よう見真似で卒論研究に取り掛かりました。そこで初めて自分で考えて実験をしました。まず、はじめに文献検索、当時はインターネットなどの便利なツールはなく、chemical abstractなる文献目次を先輩から聞き、研究者気分に浸りながら調べた結果に従い、実験を続けどうにか、無事に卒業をしました。

卒業後、ある分析機関に就職することができ、そこで約30年間、食品を中心に化学品や環境、医薬品など様々な分野の試験検査に携わることができました。今、振り返ってみると、当時、大学で学んだことが、その後の仕事において大変大きな『目次』として活用できていることに、後になって気づきました。

最近の傾向として農学部は人気が陰り、この学部名も消えつつあるのは寂しいことです。

「農」から「食」へ

時代の流れの中で「食」においては生産する「農」から加工消費する「食」へと変化してきています。このような流れの中で中部大学の「食品栄養科学科」は2005年に誕生しました。

長々とした前置きになりましたが、「食いっぱぐれのない会社は食品だ!」は俗っぽい言い方のため、皆さんにとっては好感を持たれない言い方かもしれません。しかし、時代が変化しても「食」への関心は衰えないのではないでしょうか。むしろ「健康志向」の高まりから更に関心は増すものと想定されます。全て目立つことが第一の時代にあって、中部大学「食品栄養科学科」は決して派手な学科ではありません。しかし、東海地区においては唯一、食料を「育てる」、「加工する」、「機能解析をする」ことをトータル的に学ぶことができる『最新の設備』と『スタッフ』を有する学科なのです。

正しい知識の「目次」を身につけ、「食」に貢献しよう!

今、食品について様々な話題が新聞、テレビ、インターネット等で取り上げられています。皆さんはこれら多くの情報に日々、惑わされていませんか。これらを取捨選択し、正しい情報判断をできる知識を身につけたいと思いませんか。それには、当たり前かもしれませんが、基礎となる幅広い経験と知識が必要となります。これから4年間中部大学「食品栄養科学科」で「食」をトータルに学びませんか。4年後には、きっと食に関する大きな『目次』を修得できます!そして、その『目次』を携えて、共に、日本の食、世界の食に貢献しませんか。

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