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大西 素子

いっしょに生命の神秘を感じてみませんか?

応用生物化学科
大西 素子

手塚治虫の「火の鳥」

皆さんは、漫画の神様、手塚治虫の「火の鳥」という作品を読んだことがありますか?火の鳥は独立したストーリーを持つ全13巻から成る壮大な物語ですが、「生命とは何か」という遥か昔から人類が常に問い続けているテーマが描かれています。その中で、地球上の人類が滅亡した後、1人残った猿田博士が孤独を癒すために作り出したサルやシカなど様々な動物を、カプセルの中で育てる場面があります。人工的に作られた動物達は、カプセルの中では生きることができますが、カプセルの外に取り出そうとするとたちまち死んでしまい、人工生命を得ることはできませんでした。

バイオ技術の大発展

20世紀の半ばにDNAが遺伝物質であることが明らかになって以来、様々な技術が開発され、遺伝子操作が可能になり、生命の謎に迫るいろいろな知識が得られました。その結果、遺伝子組換え作物やクローン生物など、SFに描かれた空想が次々に現実のものになっています。最近では日本人研究者によって、世界で初めてヒトの皮膚の細胞からiPS細胞と呼ばれる人工多能性幹細胞が作られ、受精卵が無くてもヒトの全ての細胞を作ることができるような技術が開発されつつあります。このような知識や技術は、醸造や発酵を利用した食品の開発から再生医療まで、私たちの生活に多大な恩恵をもたらしていますが、これらの技術が開発されるきっかけは生命とは何かという問いかけだったのではないでしょうか。

しかしながらこれほど科学が進歩して便利になっても、猿田博士と同様、ヒトはたった1つの細胞しかない小さな細菌さえ、未だに作り出すことはできません。まだまだ生命の神秘のベールを開くためには、たくさんの謎解きをする必要があるのです。偉大な科学者達が今までに明らかにしてきたいろいろな研究成果や技術を学ぶと、いかに生物が複雑で巧妙なしくみを持って生きているのか、生命がいかに力強いか、さらにそれらを利用してヒトによって開発された技術のすばらしさ、などにわくわくします。21世紀、バイオテクノロジーはIT革命よりもずっと大きな変革を起こすと言われています。最先端のバイオテクノロジーを理解するためには、生物化学や分子生物学を初めとするいろいろな科目を学ぶことによって、基礎的な知識と理解力を身につけることが必要です。応用生物化学科では生物のもつはたらきを私たちの生活に役立てるために、たくさんの学生達が楽しく講義を聞き、にぎやかに実験をしています。4年生になると、それまでに学んだ知識を生かして実際に最先端のバイオ研究に加わっています。皆さんも、応用生物化学科で私たちと一緒に学び、生命の謎解きに加わりませんか。

大西研究室の遺伝子欠損キメラマウス

大西研究室の遺伝子欠損キメラマウス

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