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はじめに

医工融合による慢性炎症解明と予防・先制防御法の開発 (医工融合による先制防御の健康科学)

わが国が超高齢化社会や社会システムの急激な変動に伴うストレス時代を迎えて、激増する難治疾患に共通する発症要因として、外的・内的諸環境刺激に対する炎症反応とその遷延化が基盤となることが分かってきました。しかし、これらの難治疾患の発生を招く根本原因や発症を抑える予防法はほとんど解明されていません

本プロジェクトでは、炎症を惹起する炎症初期シグナルの解明、高感度の炎症検出法の開発、慢性炎症の遷延化機構の解明および炎症制御と予防・先制防御法の開発を目指し、最終的に、はつらつとした老後生活と自立した健康長寿の達成を目標にしています。

これまでの数々の研究基盤を基に、真に疾患の予防と制御に挑戦するために、炎症反応とその慢性化に関わる分子の医学的理解と、高感度の炎症反応検出、測定技術,炎症状態の高精度解析技術と新規炎症制御技術の開発が必須です。遺伝子などを扱う分子医学的手法に工学的な手法を加えた融合研究が必須となっています。

中部大学の伝統たる工学的な観察・測定・解析の専門家と、生命と健康の分子科学の専門家の連携による、「知る」「測る」「活かす」を融合した新しい研究が、近未来社会で活躍する生命系専門家の育成と地域住民の健康増進に資するため、先端的、学際的研究拠点の形成を目指します。

糖脂質Gb4と細菌リポ多糖受容体の結合モデル:炎症の理解から制御と予防に挑む

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