中部大学の研究活動

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2016年熊本地震後の日奈久断層帯を監視する手法を開発 ―研究者による監視強化と地元での防災意識の啓発を― (井筒潤准教授ら)

【2019年9月5日】

プレスリリース

概要

静岡県立大学グローバル地域センター地震予知部門の楠城一嘉特任准教授・鴨川仁特任准教授と、中部大学中部高等学術研究所国際GISセンターの井筒潤准教授別サイトにリンクします、そして東海大学海洋研究所地震予知・火山津波研究部門の織原義明特任准教授・長尾年恭教授の研究グループは、地震活動を統計処理することで、日奈久断層帯にかかっている力の状態を推定することに成功した。新手法で監視を継続することで、次の地震の発生が迫っているか否かを評価する手法につながる可能性があり、地震防災上重要な研究となる。

なお、本研究は、JSPS科研費 (JP17K18958)、中部大学問題複合体を対象とするデジタルアース共同利用・共同研究 (IDEAS201812)、文部科学省による「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」の助成を受けている。

本研究のポイント

  • 2016年熊本地震の前後の地震活動の変化から、布田川・日奈久断層帯の力のかかり具合を推定する手法を開発した。
  • 熊本地震の本震や前震の発生に先駆けて震源域では高い力がかかっていた。
  • 現在、布田川・日奈久断層帯では大局的には力は緩和しているが、日奈久断層帯の中央部で力が高く、そして唯一増加していると推定される。
  • 監視を継続し、もし更に高く力がかかる様であれば、熊本地震の本震や前震のように破壊の始まりになる可能性があり、これまで活動していない日奈久断層帯の南部へ破壊が進展する可能性もあり得る。

掲載された論文

著者: K. Z. Nanjo, J. Izutsu, Y. Orihara, M. Kamogawa, T. Nagao
論文タイトル: Changes in seismicity pattern due to the 2016 Kumamoto earthquakes identify a highly stressed area on the Hinagu fault zone
掲載誌: Geophysical Research Letters
DOI: 10.1029/2019GL083463
Web: https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1029/2019GL083463 
※日本時間2019年8月25日に出版

本学の問い合わせ先

井筒 潤 (中部大学中部高等学術研究所国際GISセンター准教授)
電子メール:izutsu[at]isc.chubu.ac.jp ※アドレスの[at]は@に変更してください。
電話:0568-51-9893(直通)

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