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蝶類研究資料館

蝶類研究資料館ホームページ別サイトにリンクします

藤岡知夫氏が収集した日本産蝶類の標本を収蔵

概要

本館は、蝶の研究家・コレクターとして著名な藤岡知夫氏が半生をかけて収集した日本産蝶類の標本すべてを収蔵する画期的な資料館です。蝶類の個人コレクションとしては最大級の、今では収集できない蝶類を含む貴重な資産を、中部大学で保存できますことは私たちの大きな喜びであります。

蝶が人々を魅了するのは、その美しさにあることは言うまでもありません。しかし、徹底的に集められ、かつ完璧に整理された標本コレクションの本当の価値は、その学術的展開の中にあります。たとえば、翅紋様の微妙な地域種内変異は、生物の辿ってきた進化の道筋をたどる手がかりとなり、ときには日本列島の形成史や気候変動をも明らかにする重要な証拠となります。特に現在は、適切に管理されてきた乾燥標本であれば蝶の脚一本からでもDNAを取り出して、系統や遺伝情報の解析ができる時代です。また、高精細デジタル標本写真とその深度合成生態写真による画像ライブラリーを構築し、採取地や生息環境等のGISデータを完備することで、モデリングやシミュレーションを駆使した研究も実現できるのです。

この貴重な資料を手にした私たちの役目は、それを未来に残すという責任と使命はもちろんのこと、大学の持っている科学テクノロジーを使って藤岡コレクションから最大限の学問的価値を引き出すことだと考えます。そして、この研究活動を通じて、本館が自然環境や生物多様性の理解を深めるための研究を進める拠点となることを希望しています。

館長 : 太田明徳別サイトにリンクします

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