第18回:水素結合のスピノル表現と1次元カイラル物質としてのDNA模型
【2010年8月2日】
日時 | 2010年8月2日(月曜日) 午後3時30分~4時30分 |
---|---|
場所 | 9号館3階 数学ゼミ室 |
話題提供 | 立命館大学 特任教授 倉辻 比呂志 先生 |
概要 | DNAは2本のヌクレオチド鎖が水素結合でブリッジされた螺旋構造をもつ1次元のカイラル物質とみられる。これを力学的対象として分析することは過去に幾多の試みがあるが、ここでは、2本鎖のあいだの水素結合をスピノルで表現できることに注目して、1次元のスピノル秩序変数を用いたLandau-Ginzburg理論を適用することにより、DNAの力学(統計力学)を記述する模型を提案したい。 |