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理学セミナー:多重スピノール場の形式による標準模型の拡張 ―明世界と暗世界―

【2013年7月10日】

 

 

日時 2013年7月10日(水曜日) 午後3時10分より
場所 9号館2階92A教室
話題提供

京都産業大学名誉教授・京都大学基礎物理学研究所協力研究員

曽我見郁夫先生

概要
Extended Standard Model in Multi-Spinor Field Formalism
                    -- Bright World versus Dark World --
 
多重スピノール場の形式による標準模型の拡張
―― 明世界と暗世界 ――
 
LHC実験によって、ヒッグス粒子の存在が確認された。これにより、素粒子の
標準模型は、自然界の一部分を記述する理論形式として確立されたと考えられる。
しかし、この形式は宇宙を構成する主成分である暗黒物質の存在を説明すること
ができない。また、標準模型は、通常の物質の構成要素である基本フェルミオン
が“三つの家族”を構成することを仮定するが、その根拠を明らかにすることが
できない。今回のセミナーでは、標準模型が抱えるこれらの限界を越える試みと
して提唱された“多重スピノール場の理論”を詳しく紹介する。この理論は基本
フェルミオンとして、通常の“三つの家族”と共に、暗黒物質の主要な構成要素
となる“もう一つの付加的な家族”を含んでいる。暗黒物質と同定される基本的
フェルミオンの特性と観測方法を説明し、素粒子物理と宇宙物理の融合を論じる。
 
                              曽我見郁夫

Extended Standard Model in Multi-Spinor Field Formalism

- Bright World versus Dark World -

多重スピノール場の形式による標準模型の拡張
―― 明世界と暗世界 ――
 
LHC実験によって、ヒッグス粒子の存在が確認された。これにより、素粒子の
標準模型は、自然界の一部分を記述する理論形式として確立されたと考えられる。
しかし、この形式は宇宙を構成する主成分である暗黒物質の存在を説明すること
ができない。また、標準模型は、通常の物質の構成要素である基本フェルミオン
が“三つの家族”を構成することを仮定するが、その根拠を明らかにすることが
できない。今回のセミナーでは、標準模型が抱えるこれらの限界を越える試みと
して提唱された“多重スピノール場の理論”を詳しく紹介する。この理論は基本
フェルミオンとして、通常の“三つの家族”と共に、暗黒物質の主要な構成要素
となる“もう一つの付加的な家族”を含んでいる。暗黒物質と同定される基本的
フェルミオンの特性と観測方法を説明し、素粒子物理と宇宙物理の融合を論じる。
 
                              曽我見郁夫
多重スピノール場の形式による標準模型の拡張
― 明世界と暗世界 ―
 
LHC実験によって、ヒッグス粒子の存在が確認された。これにより、素粒子の
標準模型は、自然界の一部分を記述する理論形式として確立されたと考えられる。
しかし、この形式は宇宙を構成する主成分である暗黒物質の存在を説明すること
ができない。また、標準模型は、通常の物質の構成要素である基本フェルミオン
が“三つの家族”を構成することを仮定するが、その根拠を明らかにすることが
できない。今回のセミナーでは、標準模型が抱えるこれらの限界を越える試みと
して提唱された“多重スピノール場の理論”を詳しく紹介する。この理論は基本
フェルミオンとして、通常の“三つの家族”と共に、暗黒物質の主要な構成要素
となる“もう一つの付加的な家族”を含んでいる。暗黒物質と同定される基本的
フェルミオンの特性と観測方法を説明し、素粒子物理と宇宙物理の融合を論じる。

LHC実験によって、ヒッグス粒子の存在が確認された。これにより、素粒子の標準模型は、自然界の一部分を記述する理論形式として確立されたと考えられる。しかし、この形式は宇宙を構成する主成分である暗黒物質の存在を説明することができない。また、標準模型は、通常の物質の構成要素である基本フェルミオンが“三つの家族”を構成することを仮定するが、その根拠を明らかにすることができない。今回のセミナーでは、標準模型が抱えるこれらの限界を越える試みとして提唱された“多重スピノール場の理論”を詳しく紹介する。この理論は基本フェルミオンとして、通常の“三つの家族”と共に、暗黒物質の主要な構成要素となる“もう一つの付加的な家族”を含んでいる。暗黒物質と同定される基本的フェルミオンの特性と観測方法を説明し、素粒子物理と宇宙物理の融合を論じる。


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