• ページの本文のみをプリントします。ページの設定にて背景色とイメージを印刷する設定にしてください。
  • ページ全体をプリントします。ページの設定にて背景色とイメージを印刷する設定にしてください。

館長あいさつ

ごあいさつ

2011年(平成23)4月に開館した中部大学民族資料博物館はオセアニア、アジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパなどの生活道具、祭礼具、民族衣装など、民族資料を公開する大学博物館です。中部大学春日井キャンパス内、附属三浦記念図書館2階にある展示室の延床面積は約600㎡、収蔵資料は約4,000件を数えています。

博物館の前身は1992年(平成4)、20号館に開設された民俗資料室です。国際関係学部の畑中幸子教授(現・名誉教授)が収集した、東ポリネシア地域の民俗資料にはじまり、その後、国際関係学部の教員が研究対象として収集した資料を中心に、附属三浦記念図書館に増築された博物館は2013年(平成25)、愛知県より博物館相当施設の指定を受けました。

この博物館相当施設の指定により、民族資料博物館は本学の学生、教職員とともに、地域の市民へ開放された博物館となり、従来からある常設展示・企画展覧会のほか、市民を対象にした実技講座(古典絵画)を開講して、日本画家の下川辰彦先生に指導していただいています。大学博物館の根幹は収蔵する大学の学術資料、いわゆる大学コレクションの公開、展示にあります。2020年(令和2)には、従来からある博物館の基本理念「民族交流の歴史をテーマに、資料を比較文化の観点から展示する」「民族固有の祭器、道具、装束などを素材という視点から展示する」という方法に基づき、常設展示の改訂を実施しました。

新たに「陸と海の交流史とともに眺める世界」という全体のテーマをつくり、博物館展示室の第1室、シルクロード室には「戦争と平和~ガンダーラ美術と『日本画』の今」、第2室の地域研究エリアには「『世界史』に登場する交易ネットワーク関係と民族資料」という各論のテーマを設定、従来はなかった資料の解説、関連地図などを付加しました。さらにそうした展示のなかに「ピックアップ」と名づけた、土器・コイン・衣装・仮面・楽器などに注目するコーナーを設けました。また展示の関連図書、素材研究の再現模写などを展示する「体験実習室」、市民講座の成果発表などを行う「多目的室」を充実した博物館の学習空間にいたしました。

2017年(平成29)に着任した私は、前任の和崎春日教授(現・名誉教授)が館長のとき収集した、松浦コレクション(元・ユネスコ事務局長、現・学事顧問の松浦晃一郎氏が収集した西アフリカの彫刻、仮面)などを引き継ぎ、さらに2006年(平成18)、大学に遺贈されていた工学部名誉教授、伊藤平左エ門氏のカメラコレクションを、2018年(平成30)、大学管財部から移管され、民族資料博物館コレクションに加えました。今後はこうした技術史の資料を含め、広く中部大学の学術資料を調査・研究・公開する大学博物館にしたいと考えています。

2021年4月吉日 中部大学 民族資料博物館 館長 荒屋鋪 透

館長 荒屋鋪 透

民族資料博物館
館長 荒屋鋪 透

ページの先頭へ