• ページの本文のみをプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。
  • ページ全体をプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。

工学部 電気システム工学科 山本和男先生

【2015年2月1日】

※2018年4月より電気電子システム工学科

山本和男先生

プロフィール

山本和男(ヤマモト カズオ)先生。同志社大学大学院工学研究科 電気工学専攻博士後期課程修了。Manitoba HVDC Research Centre 研究員、工業高等専門学校教員を経て、2012年4月より中部大学 工学部 電気システム工学科 准教授。

大阪府出身。少年時代を奈良県で過ごす。奥さまと息子さん2人、娘さん1人の5人家族。趣味はサッカー。プレーするだけでなく、審判資格を持ち関西の地域リーグで審判を務めたことも。現在は指導員資格を取得し、地域の子供たちを指導する。

山本先生をClose Up!

雷対策の専門家

山本和男先生

山本先生の専門分野は電力工学、高電圧工学。中でも雷対策の研究に力を入れています。「雷でものが壊れないようにする!それが私の研究テーマです。風力・太陽光発電設備、飛行機、携帯基地局、鉄道システム、ビル、車など電気を利用するもので、雷が落ちると被害が生じる可能性のあるものはすべて研究の対象になります。例えば、皆さんの家でも電化製品が雷で壊れたということはないですか?そのような被害もきちんと対策すれば防げるのです」

国産初のジェット旅客機の開発にも携わる

「国産初のジェット旅客機 MRJ(Mitsubishi Regional Jet) の研究・開発にも携わりました。開発当時、機体の主翼にはアルミニウム合金などの金属で作るよりも軽量化できるCFRP(※)という複合材を使用する予定でしたが、雷が落ちた時の電気の流れ方が複雑になることなど解決しなければならない課題がたくさんありました。安全面、製造・運用コストなどを含めた様々な検討の結果、主翼にはこれまでに実績があるアルミニウム合金などの金属材料を使用することになりました。ものづくりでは機能・材料・コストを考えることも大事ですが、リスクについてもしっかりと考えなければいけません。民間企業との共同研究では、大学に居るだけでは学ぶことのできない経験がたくさんあります」

CFRP

※CFRP:炭素繊維強化プラスチック。炭素繊維と樹脂との複合材料で金属材料よりも低密度だが軽くて強く、コストを抑えることができる。

風車への雷害対策

「近年特に研究に力を入れているのが風車の雷対策です。落雷で風車の羽が折れ、その残骸が人間の生活圏に落下すると大変危険です。また風車の修理には多大な費用がかかります。雷 が落ちた時にその雷を上手に地中に逃がす技術が重要なのです。そのほか、風車が建っている場所にどのくらいの頻度で、どのような雷が落ちるのかを明らかにすることも重要になります。ほとんど雷が落ちない場所や小さな雷しか落ちないような場所と、頻繁に雷が落ちる場所や大きな雷が落ちるような場所では雷に対するリスクの考え方も変わってきます。リスクと対策のバランスを考えて雷対策を行う必要があるのです」

風車での雷害対策実験を終えて

風車での雷害対策実験を終えて

山本先生の学生時代

1年間カナダの企業で働く

「大学院修士課程2年生の時に1年休学してカナダへ行き、電気回路解析用ソフトウェアを開発する企業で働きました。恩師の紹介があって実現しました。やりたくてもなかなかできない貴重な経験だったと思います。卒業は1年遅れましたが、この時の経験やその時出会った多くの仲間は今でも大切な宝となっています」

恩師を訪ねてモントリオールへ

恩師を訪ねてモントリオールへ

人との出会いで教員を目指すように

「教員を目指したのは、大学時代の恩師やお世話になった先輩方の人間性に大きな影響を受けたからです。尊敬する人たちが電気エネルギー分野にいて、自然と今の研究にのめり込んでいったのです」

大学院修士課程修了証を手に

大学院修士課程修了証を手に

学生との関わり合いの中で気を付けていること

興味が尽きない授業を目指して

「講義では毎回たくさんの学生を当て、興味を継続させるようにしています。また、教科書には載っていない様々な『小ネタ』も披露するようにしています(笑)。テレビでも難しいことを視聴者に分かりやすく説明する番組が増えていますよね。伝え方のヒントはいろんなところに落ちています。いかに学生を飽きさせないか、試行錯誤の毎日です」

関西弁の山本先生。軽く冗談を言ったつもりが、学生にとってはきつく感じられることもあるとか。「三重県出身の学生は大丈夫なようですが、愛知県出身の学生は言葉がきつく感じることもあるようです(笑)。また、学生の様子がいつもと違うなと感じたら早めに声を掛け、不調を察することができるよう心掛けています」。

電気カートレースにチャレンジ!

中部大には新しいことに挑戦する学生の活動をサポートする「チャレンジ・サイト」があります。山本先生は有志の学生達とエンジンカートを電気カートに改造し、レースにも出場。「来年の大会(EVフェスティバル)では入賞目指します!」と活動にも力が入ります。

チャレンジ・サイトの学生たちと

チャレンジ・サイトの学生たちと

高校生にメッセージ

山本和男先生

「中部大学には、さまざまなことを専門にしている個性豊かな先生が数多くいます。すでに将来の夢を持っている人はもちろん、まだ見つかっていない人にも、きっといい夢が見つかる大学だと思います。電気エネルギーに関する勉強をしたい人はぜひ中部大の電気システム工学科へ!」

ページの先頭へ