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工学部 都市建設工学科 武田 誠先生

【2014年5月1日】

武田 誠先生と研究室の学生

研究室の学生と

プロフィール

武田 誠(タケダ マコト)先生。長崎県・長崎市出身。長崎大学 工学部卒業、長崎大学 大学院 工学研究科博士前期課程修了、京都大学 大学院 工学研究科博士後期課程修了。1997年より中部大に。工学部 都市建設工学科 教授。2014年4月より入学センター 副センター長。専門は「水工学」「水環境問題」「水災害における防災対策のあり方」。

家では3児の父親で、休日はお子さんのサッカー練習のサポートや試合観戦をするなどして過ごす。海釣りも趣味で、魚の煮付けなどご自分で料理することも。

武田先生をClose Up!

浸水深分布図

降水量に応じてどのくらい浸水するかを地図上に表す浸水深分布図

この地域の水害問題を考える

東日本大震災を機に高まる人々の防災意識。中でも武田先生は水害問題を扱うプロとして、主に名古屋市全域を対象に浸水した時の被害や浸水の程度について調査・解析しています。「GIS(地理情報システム)を用いて、コンピューター上でどれだけの雨が降ると、どの地域でどの程度浸水被害が出るかということを地図上に表しています。建設会社とも協同で取り組んでいるテーマです」。大雨で浸水被害が出ると実際に現地に出向いて状況を確認することもあるとか。武田先生はこうした調査・解析を基に大雨が降った場合の被害予測や対策を考え、行政に提言するなどしています。私たちの安全な暮らしを支える武田先生の研究―都市建設とは、社会を支える重要な分野です。

研究のもう1つの柱、水環境

武田先生の研究のもう1つの柱が水環境。名古屋市内を流れる堀川や長良川の水環境について調べています。特に堀川での水環境の調査には、研究室に所属する学生が関わり、堀川の水の流れから考えたゴミの滞留問題について調べました。「調査の結果、堀川は干潮時に閘門(こうもん)水域部にゴミが流入し、満潮時に堀川へ流出することを繰り返しているので、その場にゴミが留まってしまうことが分かりました。そしてそれにともなう臭いの問題も深刻でした」。名古屋市内の繁華街を通る堀川の問題は、数ある水環境問題の中でも多くの市民が身近に感じた問題の1つ。工学の視点から環境問題についても考えていきます。

受験生向けに発行している『中部大学工学部ニュースレター』のVOL-0011では、堀川の研究について取り上げられています。

研究パネルの前で

地域との関わりも

大学での授業・研究以外に武田先生のもう1つのライフワークになっているのが地域と関わりを持った活動。春日井市内にある神領小学校の児童が行った「災害地震の時に避難できる場所」や「水害の時に避難できる場所」を地図上に示す安全マップの作成の際に、その活動をサポートしました。また、春日井市からの要請で市民を対象に防災について講演会を開く予定もあるなど、地域との結びつきも大事にしています。「都市建設には例えば水害に備えて堤防をつくるなどのハード面と、人々に防災への意識を高めてもらおうと啓蒙するソフト面の2つがあり、その両方があってはじめて成り立ちます。活躍のフィールドが広く、規模の大きなことに取り組めるのは魅力です」

神領小学校でハザードマップを作成した時の様子

神領小学校の児童と安全マップを作成した時の様子。学生も参加しました。

学生時代を振り返る

武田 誠先生

大学の先生になって17年ほど経つ武田先生。その昔を振り返ると今の研究活動のもととなる実体験が見えてきます。「中学1年生の時に長崎大水害を経験し、大学時代には近くで雲仙普賢岳の火砕流がありました。そして京都大学にいた頃は阪神淡路大震災を経験しました。こうした災害を経験していることは今の研究活動のモチベーションになっているのかもしれません」。

大学時代の思い出

「思い出に残っているのは大学4年生の時の卒業研究です。長崎にある大村湾の水質変化の数値計算をしていたのですがうまくいかず、2カ月程大学にも登校せずにいました。でもある時気持ちを切り替えて『絶対に解きます』と宣言し、移流方程式の差分式を作り出しました。これが自信になってどんなことでもやればできるという思いが生まれました」。学生によく言うのは「とにかくやってみなさい」。自分自身の経験から生まれた武田先生のモットーとも言える言葉です。

高校生にメッセージ

「都市建設工学科は土木工学を学ぶ学科です。東日本大震災を受けて社会基盤が大事であること、老朽化の激しい公共構造物の補強・改修が差し迫った課題であることなど、今社会から求められている分野です。就職率は3年連続100%!多くの高校生に社会基盤整備に興味を持ってもらい、憩いのある安全な街づくりを担う若者を育てていきたいと願っています。また、大学の雰囲気を肌で感じ、4年間の学生生活をイメージしてもらうためにも、オープンキャンパスを活用してください。学科独自の工夫で高校生の皆さんのためになる催しを企画しているので、将来を決めるための助けになると思います」

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