• ページの本文のみをプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。
  • ページ全体をプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。

工学部 応用化学科 佐藤 厚先生

【2013年3月1日】

佐藤 厚先生

次世代を担うリチウムイオン電池の研究に、学生の就職を支援するキャリアセンター長としての顔も

プロフィール

佐藤 厚(サトウ アツシ)先生。68歳。1972年、名古屋大学 大学院 工学研究科 博士課程化学工学専攻修了、1973年、中部工業大学講師、1976年、中部工業大学助教授、1992年、中部大学工学部教授、1977年から1979年、オハイオ大学工学部客員教授、その後、学科主任、専攻主任。2010年よりキャリアセンター長。軽音楽部顧問にも長年携わる。専門は「化学工学」「エネルギー変換工学」「電池材料学」。電気自動車優秀研究賞(2000年)、ITE Special Research Award (2004年)受賞など、研究活動は社会的にも評価が高い。

家族は、奥様と2人の息子さん(すでに独立)の4人。仕事から帰ると、好物の白ワインを片手に、ビンテージのオーディオでジャズを聴くのが楽しみ。1960年代の名曲、Bill Evansの『Waltz For Debby』は、よく聴く1枚。クラシックカメラの収集や修理も。

研究内容について教えて!

携帯電話、デジカメ、ノートパソコンなどに欠かせない「リチウムイオン電池」をさらに進化させる研究

リチウムイオン電池は、軽くてエネルギー容量が大きいため、携帯電話やデジタルカメラなど、さまざまな電子機器の電源として使われ、もはや現代社会になくてはならないものの一つです。佐藤先生の研究室では、このリチウムイオン電池を、さらにエネルギー密度の高いものにするために、新しいナノ構造カーボンを主体とする電極材料の開発に取り組んでいます。「ナノ構造のカーボンはリチウムを蓄える能力が高いことが分かっています。うちの研究室では “ある薄膜” がよいのではないかと考え、実験を進めています」。そのある薄膜については残念ながら秘密ですが、佐藤研究室では学生時代に次世代を担う一線級の研究に携わることができます。

 

研究対象のリチウムイオン電池

研究対象のリチウムイオン電池

自動車関連メーカーとタイアップ

クローブボックス

グローブボックス

電気自動車の開発が進む中、リチウムイオン電池はあらゆる自動車メーカーが力を入れているところ。佐藤研究室は自動車関連メーカーと協同で研究に取り組んでいます。

写真は、実験室にあるリチウムイオン電池を組み立てる装置で、通称「グローブボックス」と呼ばれています。素手で直接触れないため、組み立ての工程は難しく、学生も苦労する作業とか。「作業に慣れたころに卒業してしまうんだよね(笑)」。ボックス内は空気や湿気から守るためにアルゴンガスで満たされています。

研究室・授業について教えて!

佐藤研究室は少人数で、それゆえに和気あいあいとした雰囲気の中、大学院生と学部生が日々実験に勤(いそ)しんでいます。学生の実験室はいつでも開放されていて、研究室には大学院生もいるので、アドバイスをもらうこともできます。


授業で心掛けていることは何かと尋ねると、「できるだけゆっくりと丁寧に話すことです」と佐藤先生。パワーポイントと教科書を併用し、重要なことは板書をするなどして、「毎回の授業で、一つでも『なるほど、そうだったのか』と膝を打つような授業にしたい」と話します。

 

佐藤先生と研究室の学生

研究室の卒業生の就職先

就職先は、セラミック、鉄鋼、プラスチック、情報産業など多岐にわたっています。「時折、『経済産業省から省エネの表彰を受けた』などの卒業生の活躍が伝えられると、とてもうれしいですね」。

昨年度の応用化学科の就職率は、製造業を中心に93%。キャリアセンター長も務め、就職支援にも熱心なため、研究室の学生は今年度全員の就職先が決定しています。

 

社会人イメージ

学生の就職を支援するキャリアセンター長としての顔も

佐藤先生は、2010年4月からキャリアセンター長を務め、学生の就職支援とキャリア形成に携わり、種々のプログラムの企画から実施に至るまでを統括しています。

他大学に負けない中部大の就職支援

学内企業説明会はこの地区最大級

佐藤先生に本学の誇れる就職支援を尋ねると、一番に挙がったのは学内企業説明会。「毎年2月に開催しています。今年度は、800社もの企業が出展してくれました。この地区では最大級です。参加企業に採用された学生数は昨年度409人にのぼります。その後も5月、7月、10月、1月、3月にも開催が予定されています」。また他にもキャリア開発担当教員を各学科に最低1人は配置して、学生と緊密な連携が取れる体制を敷きました。「就職活動をサポートするには、学科の先生たちが学生の就活状況を把握することがとても大事です。これがひいては内定率アップにつながります」。

佐藤 厚先生

学内企業説明会

2月に行われた学内企業説明会の様子。中部大のOB・OGが働く企業も多数参加。

春日井ビジネスフォーラム

キャリア形成支援プログラムとして、文系の学生550人が、企業が一堂に集まって商談等をする「かすがい発見ビジネスフォーラム2013」に参加。就職活動をする前の2年生を対象に実施し、モチベーションの向上につなげる。

高校生にメッセージ

佐藤 厚先生

誘惑に負けず、自分の信じる道を進んで

「高校では担任の先生や進路指導の先生が、君たちを色々支援してくださるのではないかと思いますが、大学では、何より一人の大人としての自立が求められます。そのための猶予・準備期間(モラトリアム)と捉えて、高校時代から自らを高めることを心掛けるとよいと思います。青少年にはいろいろな誘惑がつきまといますが、それらに負けず、自らの信じる道を進むために、常に賢い選択をしてほしいです。決して、退屈な日常を送ってはなりませんよ」

ページの先頭へ