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応用生物学部 環境生物科学科 長谷川浩一先生

【2020年4月1日】

長谷川浩一先生

線虫などの寄生・共生といった生物間相互関係に関して研究
応用昆虫学、線虫学、遺伝学が専門

プロフィール

長谷川浩一(ハセガワ コウイチ)先生。京都大学大学院 農学研究科 地域環境科学専攻 博士後期課程修了。博士(農学)。日本学術振興会特別研究員を経て、2011年4月に中部大学に着任。応用生物学部 環境生物科学科准教授。

三重県で生まれて愛知県、兵庫県、鹿児島県、京都府と移り住み、再び愛知県へ。奥様と娘さん2人の4人家族。好きな食べ物は天津甘栗、生がき。大学時代の遊び場でもあった琵琶湖に行くのが好き。

長谷川先生を Close Up!

先生の研究内容

長谷川浩一先生

「動物はなぜ老いてゆくのか、ヒトはなぜ卵を産まないのか、健康を保つには何が大切か、1個の細胞からどうやって複雑で機能満載の生物体ができるのか、生物学的視点であれこれ考えて研究を進めていくと、対象生物が『線虫』、『糞虫』、『ヤスデ』そして『ゴキブリ』になってしまいました。これらの生物を対象に寄生や共生といった生物間相互関係の分子メカニズムとその進化に関する研究を進めています。インドネシアやフィジーの熱帯雨林での調査から実験室でのゲノム編集まで、学生たちも各自研究テーマが違えどもお互いの研究内容を共有して、広くたくさん勉強しています」

研究を志したきっかけ

「理数系、特に生物の勉強が好きで、また研究しながら人材を世に送り出せる大学教授になろうと小学生の時に決めました。そして、大学生になってから“野山を駆けまわる遊び”を覚えました。学部生時代は『きのこの生態』を研究しようと考えてましたが、線虫という生物の存在を知り、これでいろいろ研究が進められると考えて学部の卒業研究の時以来、今の研究スタイルとなりました」

インドネシアで

インドネシア・スマトラ島で研究室のメンバーとシャクアラ大学の学生たちで一緒に調査(写真左から4人目が長谷川先生、2015年9月)

フィジーで

武井史郎先生別サイトにリンクします(写真左から5人目)が加わることで、研究フィールドが海洋にまで拡充し、フィジーとの連携がますます進んだ(写真右から4人目が長谷川先生、2019年3月)

新種の線虫「チュウブダイガク」を発見

新種の線虫

新種の線虫「チュウブダイガク」の雌

「自分と全く異なる性質の相手と協力関係を結べば、お互いの弱点を補い強みを存分に生かしてとても有利になりますし、楽しくなります。われわれが社会で生きていく上で必要なことですし、生物たちも35億年の歴史の中でそうした『共生関係』を進化させてきました。ゴキブリの中でも比較的原始的なオオゴキブリが中部大学の裏山に生息しています。その腸内には良好なパートナーである線虫『チュウブダイガク』が住んでいたのです。3憶5千万年の歴史を有し、生きている化石と言われるゴキブリとその寄生虫との関係は、共生関係の分子メカニズムとその進化を研究する格好の材料なのです。ユニークな研究を中部大学から発信していくという意志も込めて、キューバの研究者Jans Morffeさんと一緒に名前を考えました」

先生の学生時代

大学院生時代

大学院生時代の長谷川先生(写真右)。ポルトガル・エボラ大学のManual Mota先生に浴衣をプレゼントして友人と祇園祭へ。

「高校までは部活動の陸上と勉強に燃える青春時代を過ごしていました。『自由』な校風をうたう大学に入学し、目の前に果てしなく無限に広がる『自由』に感激し、個性豊かな仲間たちと存分に大学生活を謳歌しました。また、大学生になってから自然の中での楽しい遊びを学び、図鑑を片手に野山を駆け巡っていました。学部3年生から研究室を回って将来の研究方針を決め、以降研究者生活にどっぷりはまっていきました。研究室にいた外国人客員教授や国際学会で知り合った研究者とは務めて仲良くなり、学生時代から育んできた国際ネットワークが大学教員になってからとても生かされています」

メッセージ

長谷川浩一先生

「『自由』を与えられたとき、研究や勉強そして遊びを頑張って自身の成長につなげることができる人と、怠惰に過ごして無駄にしてしまう人と、とても大きな差ができてしまいます。中部大学は研究も重視していて、また文系理系をまたぎ異分野の先生方との交流がとても楽しいです。研究熱心な教員、暖かく支援してくださる職員にも恵まれ、そして研究設備も整っています。大学生活は親や社会から与えられたとても貴重な『自由』ですので、その有り難みをかみしめて、どうか一生懸命『自由』を楽しく過ごすようにしてください」

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