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国際関係学部 国際学科 平井芽阿里先生

【2020年1月1日】

平井芽阿里先生

民俗学、文化人類学が専門で、沖縄の神々や聖地、祈りのあり方などを研究
「コモンズコンシェルジュ」としても学生を支える

プロフィール

平井 芽阿里(ヒライ メアリ)先生。中部大学 国際関係学部卒業。沖縄国際大学大学院 博士前期課程 地域文化研究科修了。立命館大学大学院 博士後期課程 文学研究科修了。関西学院大学社会学部非常勤講師、京都大学グローバルCOE研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2015年4月に中部大学に着任。国際関係学部 国際学科准教授。コモンズセンターでは、コモンズコンシェルジュ別サイトにリンクしますも務める。

名古屋市出身。高校2年生の頃、沖縄県立宮古高校に編入したことがきっかけで沖縄に興味を持つ。趣味は、料理すること(自家製パンも焼く)、美味しいものを食べること。好きな食べ物は、苦菜の和え物(沖縄)、水蓮菜の炒め物(台湾)、鴨の焼肉(韓国)、羊の火鍋(中国)。

平井先生を Close Up!

先生の研究内容

平井芽阿里先生

「沖縄には入ってはいけない森や島、見てはならない祭祀があり、全てが『神様』とつながっています。しかし、そもそも『神様』とは何なのか、沖縄の神々や聖地、祈りのあり方について研究をしています。今、沖縄の各地で、村の祭祀を続けることが難しくなっています。理由はさまざまですが、そこには現代的な新たな祭祀のあり方がみられます。例えば沖縄県から名古屋市に移住した方々が深く関わっている点なども挙げられます。そうした海を越えた神々と人々のネットワークにも着目しています。『神様』について研究しています、というと少しあやしまれることもありますが、お守りを持ったり、受験の合格を祈ったり、私たちの生活も意外と『神様』と深く関わっています」

研究を志したきっかけ

書籍

先生の著書『宮古の神々と聖なる森』(新典社)や先生が著者として加わっている書籍

「沖縄での高校生活で異文化に興味を持ち、中部大学の国際関係学部に進学しました。ゼミの小島亮先生別サイトにリンクします(現・人文学部歴史地理学科教授)に出会い、沖縄について深く調べていくうちに、沖縄の各地で村の祭祀が失われつつあることを知りました。大学4年生の夏休みに行った沖縄本島の調査で、祭祀が一つ失われると、そこで使われる特別な方言や、神々に捧げる供物の形式、神々に歌う神聖な神歌がなくなり、やがて御嶽(うたき)という聖地がまつられなくなると、そこに神様が閉じ込められてしまう、と話してくださった古老の言葉を受け、祭祀の現状を知りたくて大学院進学を決めました」

御嶽への入口

御嶽への入口。入口がどこにあるのかは地元の人でも分からないこともある。

ミャークヅツ

男性たちが中心となって行う宮古島西原の豊年祈願の伝統行事「ミャークヅツ」。名古屋からの移住者も多数参加。

宮古島の海

東洋一美しいとされる宮古島の海。池間島で撮影。

コモンズコンシェルジュとして

コモンズコンシェルジュ

「コモンズコンシェルジュは学生さんの『したい』『やりたい』という気持ちを応援する存在です。レポートの書き方やレジュメの作り方、卒業論文の構成など、さまざまな相談を受けますが、『そこまで深刻ではないけどちょっと話したい』という人もぜひ足を運んでほしいです。コモンズコンシェルジュを通して学生さんたちがどのようなことで悩み、困っているのか、それに対して教員として何ができるのか模索するなど、学ぶことも多いです。普段話す機会のない、さまざまな学科の学生さんたちと話すことができるため、興味深いです」

先生の学生時代

学生時代

小島亮先生の研究室で。小島先生(写真左)のお手製のスープをゼミ生といただいた時の様子

「大学生の時はアルバイトをかけもちし、お金が貯まると海外や日本国内に旅行に出かけました。エジプトのピラミッドや、スペインのサグラダファミリア、フランスのモンサンミッシェルなど、世界遺産を巡ったことは今でも忘れられない思い出です。また、韓国に1カ月語学留学もしました。韓国は料理がいろいろおいしかったです。沖縄の大学院に進学した後は、沖縄本島や石垣島など、たくさんの祭祀の調査を行いました。宮古島には、約1年ほど知り合いの家に同居させていただき、その地域で行われるほとんどの祭祀に参加させてもらいました。御嶽の森の中で夜を明かしたこともあります」

メッセージ

平井芽阿里先生

「皆さんは、それぞれの『種』を持っています。その種は、『可能性』や『潜在能力』や『才能』とも呼ばれ、すでに芽を出している種もあれば、気がつかない所で眠っている種もあるでしょう。また、やがて大木になる種もあれば、美しい花を咲かす種もあるでしょう。種がどのような芽を出すのか、今はまだ分からなくても、確かなことは、ときめくような可能性に満ち溢れているということです。そのため、種の無限の成長を信じて、あらゆることに挑戦してほしいと思います。大学とは、皆さんの種が芽を出すための栄養(学び)や肥料(サポート)を存分に吸収できる学びの場なのです」

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