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生命健康科学部 スポーツ保健医療学科 北辻耕司先生

【2019年7月1日】

北辻耕司先生

「病院前救急医学」が専門で、救急救命士を育成
名古屋グランパスのホームゲームでの救護活動を学生と共に支援

プロフィール

北辻耕司(キタツジ コウジ)先生。中部大学 工学部 工業化学科(現・応用化学科)を卒業後、春日井市消防本部へ入庁し救急隊員として救急業務に従事。在職中に救急救命士国家資格を取得。国士舘大学大学院 救急システム研究科 修士課程を修了。2015年4月から4年間、春日井市消防本部から派遣され、中部大学救急救命教育・実習センター助手。2019年3月、派遣任期終了とともに春日井市消防本部を退職し、同年4月から中部大学 生命健康科学部 スポーツ保健医療学科助教として着任。サッカー部顧問(2006年12月からコーチ)。

大阪府出身。奥様と娘さんと息子さんの4人家族。休日は家族で外出したり子どもたちと公園で遊ぶ。趣味は野球・サッカー観戦で名古屋グランパス、阪神タイガースのファン。好きな食べ物は焼肉。

北辻先生を Close Up!

先生の研究内容

株式会社フィリップスジャパンと共同開発しているSOSボタン
株式会社フィリップスジャパンと共同開発中のSOSボタン。スマートフォンのアプリと連携し、広いスタジアムなどの場所でも的確に居場所を特定できる。

「救急医学の中でも病院前救急医学が専門で、特に救急救命士の養成に関する教育を行っています。救急隊員や救急救命士の現場活動やそれに伴う処置の有効性、救急救命士の教育の在り方、スタジアムにおけるマスギャザリングイベントでの救急医療体制、緊急時対応計画(Emergency Action Plan)の構築について研究を行っています。病院前救急医学とは病院外での観察や処置ということになりますが、屋外、道路や工事現場での救急活動などで救急隊員、救急救命士は傷病者を安全かつ迅速に、そして臨機応変に対応し病院へ搬送することが求められ、持っているスキルや知識を活用し、一瞬で判断して行動しなくてはなりません。救急救命士はその『時間の因子』が大きく左右する現場で、いかに容体を悪化させずに病院内の医師や看護師に『命をつなぐ』かという非常に重要な役割を担っています。『救急医療は医の原点』ともいわれますが、救急救命士はその最前線で活動し社会に大きく貢献しており、救急救命士の教育、研究に携わることに大変魅力を感じています。また現在、株式会社フィリップスジャパンの方々と共同でSOSのボタンを押すと広いスタジアム内ですぐに居場所が特定できる端末も開発中です」

研究を志したきっかけ

北辻耕司先生

「消防署に勤務しているときから、『Off the Job Training』(職場での業務を離れて行う研修)を多く受講してきました。その中で自分が学ぶだけではなく人に伝えることの重要性を感じ、成人教育に興味を持ちました。自分の学んだ知識を人に伝えるには、より深くその物事を理解していなければなりません。知識を確実に自分のものにできることを実感するとともに、学ぶ人たちといろいろな思いを共有できることに喜びを覚えました。また、在職中に大学院に進学したことで教育により高い関心を持つようになりました。『救急救命の現場』を離れ、寂しさも感じますが、自分が教えた学生が命を救うことで自分も間接的に命を救えることは大きな喜びです」

名古屋グランパスのホームゲームでの救護活動

グランパスの試合での救護活動

救護を担当したスポーツ保健医療学科の学生と(前列右端が北辻先生)。名古屋グランパスのホームゲームでの救護活動には全試合先生も参加している。

「ヴァンフォーレ甲府で2006年からこうした救護活動が行われているのを知り、興味深い活動だと思っていました。中部大学に派遣されたタイミングで、知り合いだった名古屋グランパスのコーチをつてに、飛び込みでプレゼンテーションをさせていただきました。その時の担当者がこの活動に興味を持ってくださり、一度トライアルでやってみようということになりました。2016年にスタジアムで2回の試験的な活動を行った後、2017年から本格的に活動を始めさせていただき現在に至ります。学生は名古屋グランパスの全てのホームゲームで株式会社フィリップスジャパン提供のAEDを携行して観客席とスタジアムの外を巡回し、万が一の事態に備えています。学生はスタジアムで『本当の現場』を体験することで、いろいろなことを学んでくれていると思います。傷病者に対する対応は処置だけではなく、傷病者本人との会話やその家族や関係者への対応、そして何より人の安心と安全を守る仕事の大変さを感じてもらえればと思っています」

先生の学生時代

「大学1年生からサッカー部に所属し、学生生活のほとんどが部活動中心の生活でした。特に4年生の時はキャプテンとして、当時は指導者がいない中で、練習メニューの考案、練習試合の試合相手との交渉や、遠征先のホテルの手配など全てを自分でやったこと、引退までインカレ出場を目指しやり切ったことが印象に残っています。その中で人とのコミュニケーションやチームをまとめる難しさを経験しました」

学生寮の前で仲間と

学生寮前で仲間と(左端が北辻先生)
「1年生の時は学生寮に住み、集団生活をしていました」

中部大学サッカー部の仲間と

中部大学サッカー部の仲間と(前列右から4番目が北辻先生)

メッセージ

北辻耕司先生

「大学生活の中で部活動やアルバイト、その他何でもいいので自分が取り組むことに対して、目的と意味を常に考え、最後までやり切ってください。そして、これから自分はどうなりたいのか、組織の中で自分には何ができるのかなどの意味を考え、知り、感じ、自分と向き合ってほしいと思います。『自分と向き合うこと』で得られるものが人間的成長につながると思います。ぜひ自分と向き合い、人として成長していってほしいと思います」

大学生活の中で、部活動、アルバイト、その他何でもいいので物事に対して、目的と意味を常に考え、そして最後までやり切ること、そしてその中でこれから自分はどうなりたいのか、その組織の中で自分には何ができるのか、意味を考え、知り、感じ、自分と向き向き合ってほしいと思います。「自分と向き合うこと」で得られるものが人間的成長につながると思います。ぜひ自分と向き合い、人として成長してほしいと思います。

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