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生命健康科学部 作業療法学科 長谷川康博先生

【2017年12月1日】

長谷川康博先生

臨床医として自律神経障害を研究
病院では一人一人に寄り添った治療を

プロフィール

長谷川康博(ハセガワ ヤスヒロ)先生。名古屋大学 医学部卒業。名古屋大学大学院 医学研究科 博士課程修了。医学博士。中京病院、名古屋大学医学部第一内科第4研究室(神経内科)、国立名古屋病院(現・国立病院機構名古屋医療センター)、名古屋市立東市民病院(現・名古屋市立東部医療センター)、名古屋第二赤十字病院の勤務を経て、2016年4月から中部大学 生命健康科学部 作業療法学科教授に着任。

愛知県丹羽郡出身。現在は奥様と2人暮らし。お子さん3人に恵まれ、お孫さんも3人。趣味はテニス、読書(歴史もの)、旅行、庭造り。

長谷川先生を Close Up!

先生の研究内容

長谷川康博先生

「長年、臨床医としてたくさんの患者さんを診ていますが、“先生に診てもらえて良かった”と言ってもらえることが励みとなります。一人一人の立場に立ち、寄り添う姿勢が大切だと思います」

「臨床医として臨床神経学、特に神経変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症など)における自律神経障害の臨床的研究をしています。例えば、起立性低血圧や食事性低血圧です。自律神経機能は、ホルモンなど内分泌機能と並んで生体の恒常性の維持ホメオスタシスに必須のもので、その障害の理解や治療はとても重要です。起立性低血圧や食事性低血圧などの血圧恒常性の異常は、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の低下に直結し、原疾患の予後にも影響します。リハビリテーション治療の上でも‘抑制因子’となり、その対応は重要だと考えます」

研究を志したきっかけ

食事性低血圧

世界で最初の「食事性低血圧」に関する書籍を
長谷川先生らが発刊

「大学や大学院在籍中に、脊髄小脳変性症の一型といえる多系統萎縮症患者において起立性低血圧が顕著で失神を繰り返して困っていた例を目の当たりにしたことに始まります。その後、食事中に失神する入院患者を診たことで、食事性低血圧(食事後に異常に血圧が低下してしまう血圧調節異常の一現象)という現象を初めて知りました。当時この概念は知られていませんでした。また、Shy-Drager症候群の疑いで紹介されてきたやはり失神を繰り返す若い女性患者が実は当時極めて珍しい疾患であった急性汎自律神経異常症acute pandysautonomiaであることを見いだし、症例発表を誌上で行いましたが、これが処女論文となりました」

旅行で著名人の足跡をたどる

アルツハイマーの生家

「旅行が大好きで、特に著名人(医人、医学者)の墓や生家、研究室を訪ねるのが好きです。学会に参加した際も関心のある場所を訪れます。ドイツでは、ヴュルツブルクにあるアロイス・アルツハイマーの生家を訪れました(写真)。このときのことは印象深く、後に誌上で報告しました(長谷川康博:アルツハイマーの生家を訪れて、日本醫事新報4093:49-50、2002)」

先生の学生時代

学生時代

友人と訪れた京都・銀閣寺の庭園で

「学生時代の実習仲間で『Bing’s Local Diagnosis in Neurological Disease、15th edition, 1969』(英語、600頁ほど)の名著を脳外科助教授に頼み、直接指導を受け輪読会を行ったことが印象に残っています。後に、研修医時代に数人で輪読会をし読破しました。また、教養課程2年間の最後の半年にクラスの友人らとたくさん旅行に行って見聞を広めました。農村研究会と称して、病院なども訪れながら全国各地を旅していました」

メッセージ

長谷川康博先生

「自己決定をしっかりし、自己責任を果たせる人を目指してほしいです。何事も自分の意思で動くことが大切です。また、“好・信・楽”の精神も大事だと思います。人のためにつながることが良いですが、“好”きなものを見つけ、それを“信”じ、励み、“楽”しんでほしいです。何か習慣的にできるものがあると良いです。そして、日々、仲間と信頼関係を築く努力をしましょう」

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