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応用生物学部 環境生物科学科 大場裕一先生

【2016年7月1日】

大場裕一先生

専門は発光生物学、光る生き物のことなら何でも研究
先生の研究グループが「ホタルの光」の簡単な作り方を発見

プロフィール

大場裕一(オオバ ユウイチ)先生。北海道大学 理学部 化学科卒業。同大学院 理学研究科 修士課程修了。総合研究大学院大学 生命科学研究科 博士後期課程修了。博士(理学)。基礎生物学研究所博士研究員、名古屋大学大学院 生命農学研究科 助教を経て2016年4月から中部大学 応用生物学部 環境生物科学科 准教授。

北海道札幌市出身。奥さまと息子さん2人の4人家族。趣味は息子さんと一緒に行く虫捕りや魚釣り、読書、本の執筆。好きな食べ物は、炊きたてごはんに熱いみそ汁。

大場先生を Close Up!

先生の研究内容

大場裕一先生

「光る生き物のことならば何でも研究しています。特に、光る生き物の光る仕組みとその進化についての研究や、発光生物を日本中から集めて遺伝子データベースを作る『DNAバーコーディング』などに力をいれています。発光生物の新しい種を見つけたり、光ると思われていなかった生物が光ることを見つけたり、新産地(今までそれがいることが知られていなかった場所)を探したりもしています」

サクラエビ

サクラエビが光る様子を世界で初めてカラー写真に収めることに成功。2014年、中日新聞1面に紹介された。

ホタルミミズ

岐阜県恵那市にある中部大学研修センターの前で採集したホタルミミズ(2016年4月)。2011年にミミズの専門家と一緒に日本中で生息を確認した。中日新聞1面に紹介された。

ヤコウタケ

発光キノコの一種ヤコウタケ。2015年、ロシア科学アカデミーとの共同研究により、発光キノコの発光反応に関わる物質を世界で初めて特定した。中日新聞1面に紹介された。

ヘイケボタルのさなぎ

ヘイケボタルのさなぎ。ホタルのさなぎが2色に光ること、それぞれで異なる酵素(ルシフェラーゼ)が使われていることを発見。2013年に中日新聞に取り上げられた。

ホタルの発光に必要な物質を簡単に合成できることを発表

  • 大場先生の研究グループがホタルの発光に必要な化学物質「ルシフェリン」を簡単に合成できることをつきとめたことを発表、2016年5月に新聞などで大きく取り上げられました。

    関連リンク(新聞記事も掲載):中部大学の研究活動別サイトにリンクします

「大学院の学生さんが偶然に発見しました。最初は信じられなかったので何度も実験をやり直してもらいましたが、何度やっても本当でした。本当と分かったときは、すごいことを見つけたぞ、という喜びと、どうして誰も今まで気がつかなかったんだろうという驚きと、誰か他にも気づいているかもしれないから急いで発表しなくてはという焦りが同時に湧いてきました。発見できたのは、予想外の結果を見逃さなかった大学院生の観察力のおかげだと思います。学生と教員が何でも気軽に話し合える研究室の雰囲気を大事にしてきたことも良かったのだと思います」

こんな時代もありました

大場裕一先生

修士課程時代。国際シンポジウムで発光生物についてポスター発表。レイアウトにも凝り、発光生物のイラストは全部手書き。「凝ることはこの頃から好きでした」

大場裕一先生

博士論文を執筆していた頃、研究室で

大場裕一先生

魚の卵を解剖しているところ
「学生時代は、ひたすら実験の日々でした。この頃毎日魚の卵を解剖していたので、ピンセット作業には自信があります」

先生の著書多数 小・中学生の夏休みの課題図書にも

大場裕一先生

先生が手に持つのは、近著『恐竜はホタルを見たか―発光生物が照らす進化の謎』(岩波書店)。 ※2016年5月発売

丸善

学内の書店「丸善」にある大場先生の本のコーナー

先生の本には多くの子どもたちが読む夏休みの課題図書も

  • 『光るいきもの―海のいきもの』(写真:宮武健仁、くもん出版、2015年)は、第48回「夏休みの本」に選定
  • 『ホタルの光は、なぞだらけ―光る生き物をめぐる身近な大冒険』(くもん出版、2013年)は、第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定

【おまけ】 カプセルトイの「光るキノコのマグネット」の解説書も手掛けた

カプセルトイ

自然界に実在する光るキノコをモデルに作られたマグネット(2015年11月発売)。カプセルトイとして発売され、解説書を先生が手掛けた。暗闇の中ではモデルとなった本物のキノコと同様に発光する。

メッセージ

大場裕一先生

「『自分はこれをやりたいんだ!』とハッキリ意識したのは30歳の時でした。私の敬愛する夏目漱石がそれに気がついたのは、なんと40歳の時だったそうです。自分が何をしたいのか、慌てて決める必要はありません。世の中の役に立ちたいとか、偉くなりたいとか、有名になりたいとか、お金持ちになりたいとか、それは本当に自分の心の中から湧き上がってきたものでしょうか。あまりこれと決めつけずに、とにかくいろいろな本をたくさん読むことです。文学や新書など滋味のあるものを読みまくりましょう。そうするとだんだん目の前の雲が晴れてきます」

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