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2021年度 国際関係学部学位記授与式

【2022年3月23日】

学位記授与式(卒業式)ならびに優秀卒業論文賞表彰式が行われました。

 今年度の学位記授与式(卒業式)は、コロナ対策として昨年度同様3部制で実施され、国際関係学部は第2部に挙行されました。その後、大講義室に移動して学部単位での学位記授与式が行われました。
 中山紀子学部長の送辞に続き、学部生131名が国際学士の学位記を授与されました。今年も、恒例となる2021年度 国際関係学部⻑賞優秀卒業論文賞の表彰式も行われました。


講堂で行われてた学位記授与式

中山学部長の送辞

中山学部⻑を囲んで受賞者の記念撮影

各賞受賞論文の表題は以下の通りです

<最優秀論文賞>
 日常的世界からみる在日韓国系日本人のアイデンティティに関する文化人類学的分析

<優秀論文
 スタジオジブリ作品に表れる異界観に関する民俗学的研究

 秋田県の脱過疎化に向けて ―スポーツを活用して―
 

<部門賞>
  【国際政治経済部門賞】
   アメリカの黒人差別問題の深層
    ―貧富格差と産獄複合体を中心に考察する―

【国際社会文化部門賞】
19世紀末の風景絵画は現代の若者が考える “映え(ばえ)”に反映するのか
 

各部門の講評は次の通りです:

【国際政治経済部門講評】
 今回の国際政治経済部門への応募は「アメリカ黒人差別問題の真相―貧富格差と産獄複合体を中心に考察する―」1点のみでした。  
 以下第一次・第二次審査員の講評の要約を紹介します。
  (1)大変よく参考文献、データを収集していますが、論旨が不明瞭のところがあります。
  (2)適切な量・質の先行研究をきちんと読み込んでおり、高水準。欲を言えばもう少しオリジナリティーが欲しかった。
  (3)多くの資料や先行研究にあたった意欲作である。論証がやや弱い。結論が明確ではない。誤字脱字が多い。
  (4)先行研究を精査し、データにより深く分析している。産獄複合体について、理想的な量の文献に触れながら分析して
        いる。黒人差別を、アメリカの貧困格差と産獄複合体にフォーカスした点は、ユニークである。インターネットからの引
        用について、原文をアレンジしたり、引用符がないなどの問題がある。参照したい文献を自分の言葉でまとめるべき。

  以上が審査員のコメントです。いずれにしても国際政治経済部門の唯一のエントリー作品で、執筆者の意欲は高く評価
されるべきでしょう。

【評者:田中 高・国際学科教授】

【国際社会文化部門講評】
 国際社会文化部門への応募は7点あった。
 論文の締切が早まり、コロナ禍で文献やフィールドでの調査が依然としてままならない中ではあったが、応募論文が扱うテーマや時代、地域は、学生の関心の広さを表しているように思われる。今回は英語で書かれた論文も2篇あった。
 ライフヒストリーの手法を用いて家族個々人のアイデンティティーを文化人類学的に扱った論文は分析・議論の深さにおいて優れ、第二次審査へ進んだ。
 他には映画作品の異界観を民俗学的に扱ったもの、脱過疎化の問題をスポーツと論じたもの、19世紀の風景画を現代の映えと結びつけたものが優秀論文賞や部門賞に輝いた。またコロナワクチンと経済、オリンピックの文化経済面、マオリの人びとの文化的アイデンティティーを扱ったものがあった。
 残念ながら、研究史の批判、資料の提示と分析、議論といった論文を構成する諸要素への取り組みには差が大きく、引き続き指導する教員側の議論も必要と思われる。
 コロナウィルスによる生活習慣の変化に続き、ウクライナ情勢が混迷を極める中で、我々は大きな時代の転換点に立っている。国際関係学部での学びが未来を切り拓く学生諸君の力になってくれることを信じたい。
 

【評者:中野智章・国際学科教授】
 

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