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北京活動報告書 ドーナツの内側(特派員:YKK)

【2015年3月27日】

 

                            

私は春休みを利用して、3月1日から22日の間、北京市内にある外交学院に短期ですが留学してきました。出発する前の説明会では、PM2.5などで空気の状態が良くないと聞かされ、日数分のマスクを用意しましたが、実際にいってみると思っていたよりも比較的空気の状態が良く、マスクを着けていなくても大丈夫なように感じる日がわりとありました。

日本にいると、中国に対してメディアで目にするのは悪いイメージばかりのものだと思います。だが実際に現地に赴き、肌で感じ、目で見て、確かめる。決してメディアが報道しているような悪い事ばかりではないと感じました。

脂っこいものが多いと聞かされていた北京料理も、日本人の口に合うものも多く、自分含め太ったかもしれないと呟いていた人がちらほらといましたが、身体がその土地に適応できている証でもあるのかなと思いました。生鮮野菜を口にできないのは物足りないかもしれませんが、漢字だらけのメニューを読み解き注文してみたら、予想していたものと全く違う料理が出てくることもありましたし、日本では嗅いだことのないスパイシーな香辛料にも触れることができました。一度も味わったことのない新しい味覚に触れた驚きは今でも忘れられません。                                         

                                 

人の性質においても、僕は中国人と言えばマナーが悪くせっかちな人が多いのではと思い込んでいましたが、スーパーやコンビニの店員さんは優しい人が多く、自分の拙い語学力の中から必死に出した中国語をくみ取って理解しようとしてくれる人もいました。二年間中国語を勉強してきたのだから「きっと大丈夫」と少なからず自信をもっていました。ですが、いざ本場の中国語を耳にすると相手の言葉が速すぎて意味すら理解することができず、今までしてきたことは何だったのだろうと感じることもありました。少し自信を持っていたことすら恥ずかしいと感じました。自分の無力さを北京で痛感し、自分を見つめ直す時間ときっかけを、この研修は与えてくれたと思います。自分の言葉で相手に意思を伝え、耳で相手の言葉を聞くということは、教科書をどれほど理解しても恐らく得ることのできない多くの経験値をくれたと思います。

                                                   

                                         

自分の中での中国に対する印象は、良い意味でも悪い意味でも偏りがちで、それはメディアからの影響が大きかったのではと思いました。そんな偏ったイメージはこの北京研修で払拭することができました。実際に目にし、触れて感じたことは、自分の中の物事を測る物差しを広く大きくしてくれたと感じます。短い期間でしたが、とても充実した毎日を送れたような気がします。

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