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「ワインとビールの物語」シンポジウムに参加して(特派員:あさり)

【2015年2月25日】

                                              

私は、国際文化学科の3年生です。

2015年1月31日に開催された、日本西アジア考古学会主催のシンポジウム、「古代西アジアの食文化ーワインとビールの物語」に、アシスタントとして参加させて頂きました。 

現在私は、国際文化学科の中野智章先生のゼミで、パンについて研究していますが、それはパンが古代エジプトに起源をもつという事実に衝撃を受けたことがきっかけです。遺跡からは、実際のパンなどさまざまな証拠が見つかっています。 

また私は、今学期に中野先生のエジプト象形文字の講義を履修していました。大半の遺跡にある碑文で一行目に書いてあるのは、「王様が供物を死者に与えてくださいますように」という言葉だそうです。この供物にあたるものとしてワインとパンが描かれます。つまり、現在私たちの主食の一つでもあるパンが、古代から貴重な食物として扱われていた様子がわかります。ゼミや講義を受講してエジプトの考古学に大変興味が湧き、今回は多くの専門家の先生方のお話を伺える貴重な機会と感じたため、アシスタントに名乗りでました。 

                      
                          受付の様子

先生方の発表はたいへん興味深く、ビールの製造はワインを作るより大変だったことや、パンを使ってビールを製造していたことなど、知らなかったお話をたくさん伺うことができました。また遠くは東北や九州からもお越しになった聴衆の方々が、真剣にメモをとったり、先生方とのディスカッションで挙手する姿を見て、向上心を持って学ぶことの大切さを改めて感じました。 

     
                 講演の様子                      講演後のディスカッション

シンポジウムは無事成功し、その後の食事会では、参加された先生のお一人が作って下さった古代パンを再現したものをいただきました。その古代パンは、匂いがみたらし団子のようで、きちんとした製粉ではないために穀物の皮も含まれており、食感もかつお節のようでした。見た目も味もとてもパンとは思えないもので、非常に驚きました。

                                      
                       再現された古代のパン

今回アシスタントとしてお手伝いをさせて頂き、ますます古代人の知恵や、食文化に興味が湧きました。卒業論文のテーマとしてパンを取り上げるには、より深くパンについて研究していかねばなりません。そのためにも来学期は考古学の講義を履修し、さらにさまざまな文献を読んで考えを深めながら自らの結論を導き出すことができればいいなと感じました。

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