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「院生の力!-第二弾」に参加しました(特派員:まめじろう)

【2014年12月16日】

  

私は、国際文化学科の3年生です。12月10日に行われた、国際人間学研究科の発表会に参加しました。第 2回目となる今回は、大学院博士前期課程の1年生1人と、2年生2人の、現在までの研究過程について発表があり、私はこのうち2人の発表を聞きました。 

                                                 

1人目の報告者の研究内容は、日本のアニメと日本語教育についてであり、彼(オハイオ大学からの留学生)は実際にアメリカ在住時、日本のアニメで日本語を学んだ経験がありました。世界の日本語学習者の内半数が、日本のポップカルチャーが好きで勉強を始めた、というデータがあります。この結果を受け、日本のアニメが日本語教育の教材として適切かどうかを、科学的に見出すことを目的としています。アニメや漫画を教育の教材として使用することは、実践例も多く、またその適切性分析も先行研究で挙げられます。彼が現在研究で行っていることは、そのような適切性分析と現実性分析です。 

彼は最終的に、アニメを使った一般的日本語カリキュラムの開発を目的としています。この研究は、既存のアニメが学習用に適するかを研究するのであって、決して日本語教育のためにアニメを新しく作成するわけではありません。それは、日本のアニメのおもしろさ、物語の力、そして生の教材への彼の思いから始まっているのです。

                                                  

2人目の報告者の研究内容は、ネパールにおける手工芸産業の活性化についてでした。彼(ネパールからの留学生)は、ネパールでの手工芸産業の必要性と課題を、経済学と社会学の切り口から研究しています。現在、手工芸産業によって、ネパール全土で約100万人の雇用を生んでいること、総輸出の約半分を占めていること、外資収入を得る大きな産業であることから、その必要性は高く、社会の維持に役立っています。しかしその反面、研究と開発が進んでおらず、現代のニーズやトレンドが把握できないこと、国内と海外のマーケティング戦略も弱いこと、そして若者の海外出稼ぎの増加による人手不足が問題視されています。手工芸品は、ただ伝統や芸術・文化を守り反映させた商品の生産だけでなく、「売る」という意識によって商品化することも求められてきたのです。

私は今回初めて大学院生の研究内容を聞き、進級論文、卒業論文を越えた先の研究について、より具体的に、より深く追い求める姿に刺激を受け、何を見据えて研究するかという課題をいただきました。 

今の私はまだ、研究計画が明確でなく、最終ゴールが見えていません。実際に大学院生の生の発表を聞けたことは、とても貴重なヒントとなりましたし、自分の考える力をさらに養いたいと感じました。現在執筆中の進級論文を、自分の納得のいく、満足のいく完成品とするために、まずは多くの参考文献を読み、読み解く力を磨いてこれからの土台を作りたいと思います。

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