• ページの本文のみをプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。
  • ページ全体をプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。

徳川美術館で学生ボランティアに参加しました(特派員:MIHO)

【2014年12月11日】

                                                                

                                    

私は国際文化学科の3年生です。私は夏休みを利用して、徳川美術館の歴史体験教室「遊んでつくろう貝合わせ」の学生ボランティアに参加しました。 

なぜボランティアに参加しようと思ったのかというと、所属するゼミ(博物館学の財部先生のゼミ)の先輩が、昨年この学生ボランティアに参加しておられ、話しを聞いてやってみたいと思ったからです。また、私は学芸員課程を履修しており、元々日本の歴史や文化に関心がありました。 

半日くらい事前研修があり、その際に、学芸員およびベテランボランティアの方から、貝合わせの概要を教えていただきました。 

貝合わせの歴史は古く、元々、物合わせという遊びが平安時代の貴族たちの間で行われており、その中に貝合わせがありました。貝合わせとは、左右に分かれて、それぞれが自慢の貝を持ち寄り、その美しさを競う遊びでした。しかし、この遊びは鎌倉時代になると次第にすたれてしまいました。 

一方、貝おおいという遊びは、蛤の貝を地貝と出貝にわけ、より多くの貝のペアを合わせ取った人が勝ちという遊びです。この貝おおいという遊びが、次第に貝合わせと言われるようになりました。 

貝合わせに使う貝をあわせ貝と呼び、360個ありました。この360個という数は、1年の日数を表していると言われています。あわせ貝の内側には源氏物語の絵や草花、鳥など同一の絵が描かれるようになりました。その他に、動物や身のまわりの物などを描いたものもありました。

           

あわせを入れる容器を貝桶と言います。この容器は八角形の筒型の桶で、2個で一対です。この蛤は、2枚の対になる貝がらしか組み合わせられないことから、結婚という意味を表し、嫁入り道具の一つになりました。 

                                                       

遊び方は、360個の蛤の貝がらを地貝と出貝に分けます。最初に地貝を12個伏せて円形に並べます。審判になる人が、貝桶の中から出貝を一つ出します。その出貝に似ている地貝を見つけ、合わせます。ぴったり合ったら当たりで、一番多くの貝を合わせ取った人が勝ちです。 

私がボランティアに参加したのは、8月5日と28日の2日間です。子ども達に興味を持ってもらうために、パネルを使って歴史や遊び方を説明したり、実際に貝合わせで遊んでみたり、オリジナルの貝を作る手伝いをしたりしました。 

子ども達の笑顔を見て、楽しかったなどの声を聞けましたし、熱心に話しを聞いて、「夏休みの自由研究にするよ」と言ってくれた子どももいました。このような声が聞けて、少しでも歴史や昔の遊びに興味を持ってもらえたら嬉しいと思いました。 

しかし、子どもと言っても、小中学生だけではなく、小さな子どももいたので、いかにわかりやすく説明すればいいのか戸惑いました。そんな時には、美術館のベテラン・ボランティアの方からアドバイスを頂き、自分なりにわかりやすく説明できたかなと思います。子ども達と関わるだけでなく、ベテラン・ボランティアの方とも交流ができたことは、たいへん貴重な体験だったと思います。 

この学生ボランティアの活動を通して、人にわかりやすく物事を説明する難しさや、いろいろな世代の人々とコミュニケーションをとる大切さを学びました。ゼミでよく「博物館はopen to the public」と言う話題が出ますが、the publicという意味を身を持って学ぶことができました。

ページの先頭へ