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愛知県美術館でのゼミ実習「大エルミタージュ美術館展」(特派員:S. N.)

【2017年8月24日】

                                                          

2017年7月20日(木曜日)、伊藤裕子先生ゼミの活動として、大エルミタージュ美術館展実習を行った。この美術館展ではとても多くの美術品を見ることができた。今まで行った名古屋ボストン美術館や徳川美術館もたくさんの作品があり、充実していたが、愛知県美術館の今回の展覧会では、展示されている美術品がたくさんあると感じたうえ、とても見やすく感じられた。

特に見ることができて良かったと感じた作品は、1636年に制作されたフランチェスコ・フリーニの『アンドロメダ』である。なぜなら、現在ゼミナールで学んでいる『ダウントン・アビー』のなかでも会話の話題として出てきたアンドロメダを、実際に絵画で見ることができたからだ。アンドロメダは恐ろしい海の怪物への生贄として岩に繋がれてしまった。そのため、深い悲しみに沈んだ表情である。彼女はその後、神の子であるペルサウスに助けられ、鎖から解き放たれる。とても肌の色が白く、高貴で美しいアンドロメダの姿が、青いマントと暗い背景との対比によってくっきり表されている。このコントラストによって、さらにアンドロメダの肌の白さが目立ち、美しく感じた。

次に、私が見ることができて良かったと感じた作品は、1783年に制作されたユベール・ロベールの『運河のある建築風景』だ。絵にとても奥行きがあり、見入ってしまう。そして、どの作品よりも見ていて楽しいと感じだ。そして、絵の手前側に複数のボートがある。このボートからは、近世のヨーロッパ特有の身分階級を知ることができる。上流階級の貴族であろう人たちが乗っているボートには天蓋のようなものがついている。その隣の辺りにあるボートには天蓋のようなものはなく、中流階級以下の人が乗っているように感じた。

そして、1832年に制作されたルイ=レオポール・ボワイーの『テュイリュリー庭園での政治議論』では、真剣に男性たちが会議を行っている真横で少女たちが縄跳びをして遊んでいる。さらにその少女たちの少し奥では、若い男女が手をつなぎ、肩を寄せ合っている。この絵の構造を見て率直に自由だと感じた。そしてこのような外のベンチで座り、政治について意見交換をする姿が素敵だと感じた。

最後に、今回の美術館実習では、私は今までで一番、作品について考えながら、見て回ることができた。ゼミナールでイギリスなどヨーロッパについて触れ、中世や近世の出来事や時代背景について興味を持つようになり、楽しく考えながら作品を鑑賞することができた。

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