第1回医工融合健康プログラム学内セミナー「最近の目覚ましいC型肝炎治療への道のりとその後」
【2017年11月24日開催】
演題
「最近の目覚ましいC型肝炎治療への道のりとその後」
C型肝炎ウイルス(HCV)は1989年に発見された。新規治療法開発に必要なウイルス培養系の開発は困難であったが、1999年にレプリコンが報告され、2005年に我々の研究グループがウイルス培養系を報告した。一方、C型肝炎の治療はHCVの発見以前、非A非B型肝炎と呼ばれた時代からインターフェロンによる治療がおこなわれたが、その効果は限定的であった。しかし、近年開発されたDirect Acting Antivirals(DAA)によりほぼ100%の治療効果が期待できるようになった。近い将来にC型肝炎根絶も可能かもしれない。本セミナーではC 型肝炎ウイルス研究の道のりと、ウイルス培養系と数理モデルを駆使したDAAの至適使用法の提言、さらに「post SVR syndrome」とも称 すべきウイルス排除後の問題について議論する。
講師
脇田隆字先生
国立感染症研究所副所長
脇田先生は名大医学部の消化器内科御出身で、それまで不可能であったC型肝炎の細胞培養系を世界に先駆けて樹立し、現在もC型肝炎研究の第一人者です。是非ご参加(無料)ください。
特に学部生・大学院生は積極的に参加するようにしてください。
日時
2017年11月24日(金曜日) 16時~17時
会場
5123講義室 (50号館2階)
連絡先
生命医科学科
岩本隆司 iwamoto@isc.chubu.ac.jp または 古川鋼一 koichi@isc.chubu.ac.jp
開催報告
第1回学内セミナー 開催報告 /tmp/documents/health/bff3a49507803391843ed578cd7e3e90.pdf(PDF形式:約342KB)
- 案内リーフレット(PDF形式:約400KB)
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