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昭和53年度 機械工学科卒業 宇佐美俊之さん

【2007年10月1日】

大切なのはお客様の満足 地域密着スーパーの3代目社長に就任

当社は1941年の創業以来、地域一番店を目標に、地域に密着したサービスを提供してきました。1994年には株式を公開、愛知県内40店舗を展開するなど確実な発展を遂げる中、今年5月、3代目社長に就任いたしました。前社長は、上場企業の社長の平均年齢が68歳と言われる今、創業者と同じ60歳で引退を決められ「会社は好機であって、リーダーである社長は精神的・肉体的にもリーダーシップをとれる資質でないといけない」という強い信念でバトンを渡していただきました。

大学時代は機械工学科でエンジニアを志望していた人間が、なぜ小売業に身を投じているか。不思議に思う方もいるかもしれません。私が大学を卒業した 1979年は就職氷河期。私は家庭の複雑な事情から、エンジニアの道をあきらめなくてはなりませんでした。なかなか就職活動が進まない時、「今後スーパー が伸びるのではないか」という大学からの勧めもあり、スーパーマーケットチェーンに入社を決意。その後6年間で現場や販売促進などの職務を重ねた後、現在 のアオキスーパーに転職することになったのです。

宇佐美俊之さん

株式会社アオキスーパー
代表取締役社長
宇佐美 俊之さん
機械工学科 昭和53年度卒業

これまで私は販促から店舗開発、子会社アズパークの立ち上げ、営業副本部長等々、さまざまな経験をさせていただきました。ただ22年間の大半が本部管理部門の仕事だったため、店舗に立つ機会がありませんでした。ですから社長に就任した最初の仕事として、2カ月にわたって店舗を一つずつ順番に巡り、2500人の従業員へ顔見せと挨拶から始めています。

今、私は「変わらないこと」と「変わっていくこと」の2つを進めていきたいと考えています。前者は、創業者の精神である「一品一品、心して一にも二にもお客様の満足」を守り続けていくこと。どの地域でもお客様が欲するものを他店より安く提供する。そのための方法を常に考え努力する。そうした顧客本位の姿勢が我が社の基本です。そして後者は、消費者のニーズや満足を得るためには、店は変わっていかなくてはならないということです。創業当時16坪で満足していた商売も今では300坪以上じゃないと満足していただけない。さらに品揃えも豊富で、店内もキレイでなくちゃいけない。時代と共に変化するニーズを敏感に掴み、恐れず柔軟に変わっていくことも顧客満足への一歩だと思います。

社長室は設けず、写真との壁もない

社長室は設けず、社員との壁もない

今後は、商品の単品管理システムの導入や顧客動向、マーケティングなどにも尽力していきたいと考えています。また、後継者育成という重要な役割も担っており、それは同時に誰が後継者になっても揺るがない組織を構築していくことでもあります。私が社長になったのは、これまでの努力や実績を認めていただいた結果です。社長としての功績を評価されるのは引退する時。その時までどれだけのことをやり遂げられるか、私の社長業はこれから始まります。

※中部大学同窓会誌桃園の夢Vol.56(2007年10月1日発行)より転載

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