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平成11年度 建築学科卒業 吉村有司さん

【2011年6月1日】

ヨーロッパで働くということ

拠点はバルセロナ ベンチャー企業で力を発揮

私は現在、スペインのバルセロナで地元発のベンチャー企業、Bitcarrierの執行役員を勤める一方、地中海の社会文化を紹介する「地中海ブロ グ新しくウィンドウが立ち上がります」を運営しています。このBitcarrierという会社は高度交通システムに関する会社で、私は会社の運営とすべてのプロジェクトを統括する役割を 担っています。今まで公的機関を渡り歩き、プロジェクトマネージャーなどを歴任してきたのですが、この春、プライベートセクター、それもベンチャーという 未知の世界に舵を切ることにしました。

そもそも私がバルセロナに行ったのは単なる偶然でした。オハイオ大学長期研修への参加などから、「海外の大学院に進学したい」という強い思いがあり、たまたま出願したスペインのカタルーニャ工科大学の大学院に合格。その当時、スペイン語はもちろんのこ と、スペインの「ス」の字も知らなかったのですが、これが意外に面白かった。天気は良いし、食べ物はおいしいし、何より毎日が輝いて見えるほど、生活の質が高い。それは地中海の温暖な気候と公共空間の居心地の良さ、そしておいしい海産物に加え、陽気なスペイン人の気質が関係しているのかもしれません。

吉村有司さん

  • 吉村有司さん
  • Bitcarrier執行役員
  • 平成11年度 建築学科卒業

市役所から望む景色

以前働いていたバルセロナ都市生態学研究所(バルセロナ市役所)の私の机から見えた地中海の青い空と白い砂浜

自分で自分のキャリアを設計

私は元々、建築のデザイン専攻だったのですが、ひょんな事から都市計画、その中でも交通計画という分野に深く関わることになり、ヨーロッパの政府機関である欧州委員会との共同プロジェクト、各国政府や各都市の市当局、もしくはMITやローザンヌ工科大学など、世界中の大学とのコラボを促進するコーディネーターとして、世界中を飛び回ってきました。

今までさまざまな機関を転々としてきたのですが、私のように職を次々に変えながら自分のキャリアを築くことは欧米では珍しいことではありません。むしろキャリアアップとして必要不可欠と見られることがあるのです。今後、終身雇用が崩れつつある日本においても、過酷な世界競争に生き残るために、自分で自分のキャリアを設計することが必要になるのではないでしょうか?グローバルに活躍できる人間 こそ、今後の日本に必要とされる人材なのです。

※ウプト178号(2011年5月31日発行)より転載

バルセロナ現代美術館

薄暗く怪しげな街路から顔を覗かせる、まばゆいばかりに輝くバルセロナ現代美術館

サグラダファミリアの夜景

毎日多くの観光客を惹き付けるサグラダファミリアの夜景

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