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平成17年度 工学部 電気工学科(現・電気電子システム工学科)卒業、平成27年度 オハイオ大学大学院 電気工学・コンピュータ工学科博士課程修了 田中宏樹さん

【2020年5月29日】

米国・インテルでエンジニアとして活躍

日本では「インテル入ってる」のCMでも馴染み深い、世界的半導体メーカーのインテルコーポレーション。田中さんはアメリカ
のアリゾナ州にある研究所の研究開発チームで、エンジニアとして忙しい日々を送っている。 「現在、私はコンピュータチップの研究開発に携わり、次世代製品の企画、設計、製造などの工程に関わっています。研究開発はゼロからモノを作り出す仕事なのでとても大変ですが、仕事がうまくいった時や、自分の携わった製品が世界中のお客さまの元に届いた時には大変やりがいを感じます」

憧れのインテルへ

田中さんは本学の電気工学科(現・電気電子システム工学科)を卒業後、協定校であるアメリカのオハイオ大学大学院に進学した。在学中には産業技術総合研究所(つくば市)、IBM TJ Watson Research Center(ニューヨーク州)、Inte(l アリゾナ州)の3社でインターンシップを経験し、仕事に関する知識や経験を身に付けていった。「アメリカのインターンシップは報酬型が一般的なので、学生であれ即戦力とみなされ、プロ意識を持って取り組みます。そのため普段から学業にしっかり取り組んでいないと仕事についていけません。つまり大学での勉強が“仕事”に直結します。アメリカの大学生がよく勉強する理由もここにあると思います」。インターンシップ後は大学で引き続き研究に取り組み、国際学会での研究発表や博士課程論文を作成する傍ら就職活動も行い、Intel に正社員として採用された。

田中宏樹さん

  • 田中宏樹さん
  • Intel Corporation
  • 2005(平成17)年度 工学部 電気工学科(現・電気電子システム工学科)卒業、2015(平成27)年度 オハイオ大学大学院電気工学・コンピュータ工学科博士課程修了

チームリーダーとしての自分、半導体業界の今後

田中弘樹さん

※ウプト214号(2020年5月29日発行)より転載

入社して5年を迎えた田中さん。いくつかの新技術、新製品を研究開発するプロジェクトではチームリーダーを任されている。
「チーム全体の雰囲気が良いと研究成果も良い方向に向かいやすいので、雰囲気づくりを大切にしています。和気藹々とではなく、プロフェッショナルとしてお互いを尊重し、意見を述べ合うことが重要だと思っています。大変なことは、重要な決定を求められる際に最適な選択をすることです」

コンピュータチップ・半導体業界の今後については「スマートデバイス、5G、IoT、自動運転、AI、クラウドシステム等、ニーズが
多様化してきたことにより新しい設計思想・製造方法を確立するためのより高度な知識・技術が必要な分野になってきました。従
来の半導体技術は、これまで『ムーアの法則』(注)に則って発展してきましたが、最近では限界が訪れているとも言われています。この法則を続けられるのか、それとも技術革新が起こって脱却するのか、今後の楽しみなところです」と語る。

(注)『ムーアの法則』は、インテル創設者の一人ゴードン・ムーア博士が1965年に提唱した「半導体の集積率は18カ月で2倍になる」という半導体業界の経験則。

日本の将来を担う若者たちへ

休日は、自然豊かなアリゾナ州でハイキング、マウンテンバイク、同僚とのバスケットボールを楽しむ一方で、科学技術関連の専門書や学術論文を読むなど、勉強して過ごすことが多いという。「アメリカでの大学生活、企業勤めの経験から、企業が欲しがる人材になれるよう、研鑽を積むことが大学生にとっての仕事だと感じています。皆さんの学業の積み重ねがゆくゆくは日本の経済発展につながると思っています。ぜひ日々の勉強を頑張ってください」

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