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平成21年度 人文学部 英語英米文化学科卒業 稲福貴史さん

【2019年11月29日】

東京2020オリンピック開催に向けて

ハンドボール競技のスポーツマネージャーとして

2020年7月に開幕する東京2020オリンピック。その準備、運営にあたる東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に稲福さんの姿がある。 場所は東京都中央区にある高層ビル内のオフィス。約3,000人のスタッフから成る組織委員会で稲福さんが担うのは、ハンドボール競技のスポーツマネージャー。同競技の責任者として他のスタッフと共に、国際ハンドボール連盟との連携、競技スケジュールの作成、会場や備品の手配、大会当日の運営などを行う。中でも世界のハンドボール競技を統括する国際ハンドボール連盟との連携や交渉は重要で、先方の要望にも応えつつ、競技の運営計画を作成、提示して、より良い大会の開催に向けて準備を進めている。「全てのことを把握しながら同時進行させていくのは大変ですが、自分の思いや考えを具現化できるところにやりがいを感じます」。心掛けていることは、アスリートファーストの精神。「選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、入念に準備を進めています。4年に1度の大会に懸ける選手たちがその先にいますので」

稲福貴史さん

  • 稲福貴史さん
  • 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会スポーツ局ハンドボールスポーツマネージャー
  • 2009(平成21)年度 人文学部 英語英米文化学科卒業

 

順調にキャリアを重ねる

まだ若い稲福さんだが、ハンドボール競技の責任者を務めるには十分な経歴を持つ。中学でハンドボールを始め、高校はハンドボールの強豪校に進学、中部大学在学中は2年生後半からマネージャーに転向し、ハンドボール日本代表に関わる仕事の手伝いもした。卒業後は、仙台大学大学院でスポーツマネジメント学を学び、日本ハンドボール協会に就職。ちょうど東京2020オリンピックの招致活動が行われていた時期で、文部科学省の国際的スポーツ人材を育成する事業に稲福さんが抜擢され、就職後すぐにスイスにある国際ハンドボール連盟に3年間研修派遣された。「最初の1年は顔を売って人とのつながりをつくることから始めました。研修2年目の2013年に東京でのオリンピック開催が決定したので、それ以降はオリンピックに向けて必要な仕事を学んできました。研修期間中にリオデジャネイロ2016オリンピックの組織委員会と国際ハンドボール連盟とのやりとりを間近で学べたのは今とても役立っています」。任期を終え帰国すると、これまでの経験を生かすべく東京2020組織委員会の職員として勤務することが決まった。「国際ハンドボール連盟に在籍していたことで話
もしやすく、連盟の事情や考えも分かるのは大きいです。このオリンピックで、多くの方にハンドボールを知っていただき、新しいファン
を獲得できたらうれしいです」。オリンピックを成功させるべく、来年8月まで駆け抜ける。

 

積極果敢に挑戦を

 「大学時代はハンドボールと英語の両方を頑張った4年間でした」と振り返る。在学中、アメリカのオハイオ大学に4カ月、イギリ
スのマンチェスター大学に2カ月の2度の留学を経験した。「留学してさまざまな考え方を学べたことは今の仕事にも生かされています。自分が触れた分だけ、見聞きした分だけ世界が広がります。たとえやりたいことが決まっていなくても、いろいろな人に出会い、いろいろな経験をして視野を広げると良いのではないでしょうか」

 

稲福貴史さん

※ウプト212号(2019年11月29日発行)より転載

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