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平成21年度 工学部 都市建設工学科卒業 三尾康太さん

【2018年11月30日】

リニア中央新幹線の建設に携わる

中部大学の直下も通るリニア

2027年に品川ー名古屋間、2045年に大阪までの全線開業が予定されているリニア中央新幹線。中部大学の大深度地下も通過する計画
で、開業に向けて大規模な工事が日々各地で行われている。三尾さんはこの壮大な建設プロジェクトの一員として、名古屋駅エリアの建設を担当し、工事契約の手続きや、設計管理、施工管理などを行う。工事は現在、リニアの駅を新幹線や在来線の名古屋駅の地下約30メートルのところにつくるため、地表に橋梁を架けて線路を受け替えるなど、地下を掘り進める準備作業が進行中で、列車を平常運転させながら行われている。

憧れの職業に就いて

三尾さんが将来の職業を意識するようになったのは小学生の時。NHKの番組『プロジェクトX』で大規模建設工事の映像を見て、ダムや空港、鉄道などの建設に憧れた。工業高校から本学の都市建設工学科へと進み、第1志望のJR東海に就職がかなった。入社して4年は在来線のメンテナンスを担当していたが、リニア建設が決まり、現在の部署に異動、プロジェクトの挑戦者となった。設計や施工管理の仕事では、複雑な設計図が読めることはもちろん、設計が国土交通省の定めた基準に合っているか、ホームは見込み客数を踏まえた広さが確保されているか、地震が発生した場合の対策は講じられているかなど、さまざまな条件がクリアされているかも細かくチェックしなければならない。そして、現場にも足を運んで、求める品質の工事が順調に行われているか進捗状況を確認する。工事では、どんなに計画しても思わぬ出来事に直面することがある。「地下に予期しないものが埋まっていて掘削が進まなかったり、先日の台風21号など天候の影響を受けて工事計画が組み直しになったりします。そうした不測の事態でもいかに臨機応変に対応できるかが求められます」

勉強の日々

業務にあたってはさまざまな知識が必要となるため、日々勉強は欠かせない。学生時代に使用したテキストを職場の机に置いて読み返し、最新の技術や研究については専門誌や論文を読
む。大学で学んだ土質力学は社会人になっても役立っている分野の1つ。当時は漠然とした理解に終わっていた内容でも、仕事を通して腹に落ちたこともあったという。まだまだ勉強不足だと
痛感させられることもあるが、最近では工事の施工方法や関係法令だけでなく、設計手法に関する知識も増え、人々の生活、未来を変えるビッグプロジェクトに携われていることに大きなやりがいを感じている。

三尾康太さん

  • 三尾康太さん
  • 東海旅客鉄道株式会社 中央新幹線愛知工事事務所
  • 2009(平成21)年度 工学部都市建設工学科卒業

積極的な人生を

三尾康太さん

仕事が多忙を極める中、ステップアップのため技術士の資格取得を目指している三尾さん。休日はリフレッシュに趣味の散策やゴルフを楽しみながらも試験勉強に時間を割く。「時間はかかるかもしれませんが、技術士合格が当面の目標です。学生時代は時間があるので、中部大生の皆さんにはいろいろなことに果敢に挑戦してほしいです。余分なことは何もありません。勉強、
スポーツ、趣味など、何でもいいので自分の器を大きくできるような4年間を過ごしてほしいと思います」

※ウプト208号(2018年11月30日発行)より転載

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