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平成25年度 現代教育学部 児童教育学科(現:現代教育学科)卒業 西村幸介さん

【2018年7月31日】

子ども一人一人に寄り添って

先生役から先生に

先生を志したきっかけは高校時代のふとした出来事。同級生が分からないという問題を先生役になりきって教えたら「分かりやすい」と言われ、心地良さを感じた。もともと子ども好きで、一緒に遊びたい、給食を食べたいというおちゃめな理由もあった。大学在学中に、小学校教諭一種免許状の他に、特別支援学校教諭一種免許状も取得。新卒で名古屋市の小学校教諭に採用された。

特別支援学級の担任として

小学校内に設置され、自閉症や知的障害などの児童が在籍する特別支援学級。西村さんは初めての赴任先である小幡小学校でこの学級の担任を5年務める。今年度は児童5人を受け持ち、授業、教材づくり、学級経営、保護者対応などを行う。学校での西村先生はと問うと、「面白いことをしています」という返事。いろいろな場面で周りからの支援が必要となる児童のため、人から愛されるようになってほしいと、まずは自分自身が明るく、楽しく過ごすことで児童をひきつけていく。教室には教壇も教卓もなく、児童と同じ机と椅子を並べて向かい合う。指導にあたっては、児童ごとの指導計画と支援計画を立て、それに基づいて彼らの自立を促しながら一人一人に応じた学習指導、生活支援をする。学校生活を通して児童に願うことは、一人でも生きていけるように社会性を身に付け、自立を目指してもらうこと。作業学習や買い物学習は、特別支援学級ならでは。普段からあいさつ、礼儀、返事に厳しく、できない場合は諭すようにする。褒める時も叱る時もその時その場で。「素直な子ばかりです」と顔がほころぶ。

子どもたちのことをもっと知ってほしい

「特別支援学級のことをもっと通常学級の児童にも知ってほしいと思っています。そのために、全校生徒に向けて『さくら新聞』を発行して情報発信したり、七夕交流会や豆まき交流会に通常学級の児童を招いて交流したりしています。また、発達の度合いによって、特定の教科だけ通常学級で授業を受ける児童の橋渡しを行っています。そうした交流を通して世の中にはさまざまな人がいて共生していることを学んでほしいと思います」。今後の目標は、「特別支援のことなら西村先生に」と頼られるようになること。2クラスある特別支援学級の主任も任され、そんな日が来るのも遠くはない。

西村幸介さん

  • 西村幸介さん
  • 名古屋市立小幡小学校教諭
  • 2013(平成25)年度 現代教育学部 児童教育学科(現:現代教育学科)卒業

人とのつながりをつくった学生時代

西村幸介さん

西村さんにとって学生時代は多くの人とのつながりをつくった時間。ウプトの学生編集委員を務めた他、キャプテンにもなったバスケットボール部の活動、学生寮での暮らし、教員採用試験に向けての勉強会など、いろいろな方面で多くの出会いがあった。「学生の皆さんもさまざまな人とコミュニケーションしてほしいと思います。それから、自信があると言えるものが1つあるといいですね。私の場合はバスケ。特に50メートル走6.0秒の足の速さには自信があります」。バスケットボール部顧問としての時間もまた楽しい。女子は2年連続で市の大会でブロック優勝を果たすほどの強豪。「バスケットボールのことなら西村先生に」も加わりそう。「必要とされることが喜びでそれが原動力です」

※ウプト207号(2018年7月31日発行)より転載

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