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平成17年度 人文学部 コミュニケーション学科卒業 高橋 秀さん

【2018年5月31日】

映像制作の世界に生きる若き起業家

プロジェクションマッピングで人々を魅了

起業したのは29歳の時。映像制作の会社勤めで得た技術や経験を生かし、「Re:VisionVideoStudio」として独立した。事業内容は、テレビCMやミュージックビデオ、企業VTR、ブライダルビデオなどの制作に加え、最近ではプロジェクションマッピングも手掛け、主力事業に据えようと注力している。自身の代表作として挙げられるのは、三重県伊賀市でクリスマスイベントの1つとして2015年から毎年行われているプロジェクションマッピング。昨年は建物壁面に投影された光と音による映像に1万人もの人々が魅了された。今年3月には、「命のビザ」で知られる杉原千畝の生誕地である岐阜県加茂郡八百津町で開催された杉原千畝功績顕彰事業で、八百津をテーマとしたプロジェクションマッピングを披露。大規模な仕事が続いた。上映を待つ多くの観客を前に失敗は許されず、プレッシャーは大きいが、作品を見て感動したり、喜んでくれたりする人の姿にやりがいを感じるという。

就職、転職、そして起業

大学卒業後、新卒で東京の映像制作会社に就職した高橋さん。その後、キャリアアップを目指して転職を重ねた。この間にフラッシュアニメや大手企業のCM制作、新商品発表イベントでの映像演出、有名歌手のミュージックビデオ制作など数々の作品に携わった。しかし生活は多忙を極め、働き方を見直した結果、地元三重県に戻る決意をした。県内の映像制作会社に一度は勤務するも、自分が思うような仕事がしたいと独立を決めた。「起業というと大きな決断をしたように思われがちですが、これまでの経験に後押しされた自然な流れでした」。最初の1年は知名度も
人脈もない状態で当然仕事はなく、貯金を切り崩して生活する日々が続いたが、結婚式で上映するウェディングビデオや小さな仕事を重ねていくうちに仕事が仕事を呼ぶようになった。起業して6年目。良かったことは、自分で仕事や生活をコントロールできること。自分がやりたいと思うことだからこそ高いモチベーションで仕事に臨むことができる。今年6月には、本学人文学部の20
周年記念行事でプロジェクションマッピングを上映する仕事を請け負い、卒業生として関わることが決まっている。

高橋秀さん

  • 高橋 秀さん
  • Re:Vision VideoStudio
  • 2005(平成17)年度 人文学部コミュニケーション学科卒業

多くの人の心に残る作品を

杉原千畝功績顕彰事業でのプロジェクションマッピング

「学生時代は、勉強をどれだけでもできる自由があります。私はとにかく映像制作を勉強したかったので、もっと勉強させてほしいと先生にお願いしたり、MMCクラブ(マルチメディアコミュニ
ケーション)に所属して独学で自主映画を制作し、上映会をしたりしていました。就職してみると周囲は映像制作の専門学校や美大出身者ばかりで圧倒されましたが、やりたいことがあれば自分次第で道は切り開けると分かりました」。常々心掛けていることは、質の高い作品づくり。独学で新しいソフトの勉強をしたり、さまざまな映像作品や美術作品を見たりして、感性を刺激
している。「クリエイティブな仕事なので誰でもできるようなことはしたくありません。独創的な作品を生み出し、より多くの人からこの人に依頼したいと思っていただけるような作品を残していきた
いと思います」

※ウプト206号(2018年5月31日発行)より転載

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