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平成24年度 大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士前期課程修了 古木辰也さん

【2017年7月31日】

研究で成果を挙げ、社会に貢献したい

機械加工技術の研究

機械加工の一つに「切削」や「研削」という技術がある。切削は金属などを切り削って部品をつくり出す加工技術で、研削は一眼レフカメ
ラのレンズなどの精密部品を研磨して高精度に加工する技術だ。大学教員として日々研究に励む古木さんがテーマとしているのがこの切削・研削加工についてで、超硬合金やガラスなどの加工しにくい材料(難削材)でも高精密かつ高効率に加工することが可能な加工手法や加工工具の開発に取り組んでいる。さらに兼任する次世代金型技術研究センターでは、特に量産製品で必要となる金型を磨耗しにくいよう超硬合金で作る取り組みを行っている。研究は企業と共同で行われることも多く、現在4社と進行中。「工学分野は社会に寄り添う分野ですので、企業と組むことが非常に重要だと考えています」と話す。

幼少期から一貫して歩んできた道

機械加工工場の会社を経営する家に生まれた古木さん。いつも加工機が身近にあり、幼い頃から触れて育った。エンジニアを育てる地元の高校に進学し、機械加工クラブにも所属。大学は、精密機械加工のナンバーワンの先生に学びたいと、難波義治先生(現:名誉教授)のいる中部大学の門を叩いた。学生時代
を振り返り、「勉強を頑張った記憶はあまりなくて、本当に学びたいことが学べたので、楽しかった思い出ばかりです」と語る。専門を深めようと本学大学院にも進み、博士後期課程への進学にあたっては、汎用性の高いことも学んだほうが良いというゼミの鈴木浩文先生のアドバイスで同志社大学大学院へ行き、博士号を取得した。教員になり2年目。「目標とした先生方と同じ分野の研究に携わるようになり本当にうれしいです」と話し、今でも研究に行き詰まると鈴木先生に相談するなど恩師と教え子の良い関係が続いている。

古木辰也さん

  • 古木辰也さん
  • 国立大学法人岐阜大学工学部機械工学科機械コース(兼任)次世代金型技術研究センター助教
  • 2010(平成22)年度 工学部 機械工学科卒業
  • 2012(平成24)年度 大学院 工学研究科 機械工学専攻博士前期課程修了

研究者としての苦労と喜び

一にも二にも研究の日々。若手研究者として論文を発表し、実績を挙げていくことは最重要。研究には指導の一環で学生にも深く関わ
らせ、企業との共同研究の一端を任せている。「学生にとって企業と共同研究できることは実社会を知る良い経験になります。打ち合
わせから同席させて、社会での責任感も感じてもらうようにしています。やる気のある学生たちなので、それに応えるためにも研究環境を整え、実社会に貢献できる魅力的な研究テーマを創出して資金を調達してくることは若手教員として大変な一面です」。一方で喜びは指導した学生が内定の報告に来てくれる時や、無事卒業していく時。「苦労も吹き飛び、うれしい瞬間ですね」

いろいろなことに目を向けて

古木辰也さん

「普段学生によく言うことですが、中部大生の皆さんも日頃からいろいろなことに目を向けて勉強しておくと良いと思います。そうすればやりたいことが見つかった時にいつでも取り掛かることができます。私自身は今後、産学連携を今以上に推進し、産業界に貢献できる研究を続けていきたいと思っています」

※ウプト203号(2017年7月31日発行)より転載

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